今日は、昨晩来の低気圧の通過で海は大荒れである。昨日の穏やかな水面が一転しその荒れた姿を目にすると、自然の凄さを改めて感じる次第である。
しかし、この荒れは、ここ数日来全くと言うほど釣れなかった海を恵みの海に変えてくれるかも知れない。穏やかさを取り戻せば、再び大ギスの到来があるもの。・・と、期待する。
釣り人とは、このように今より明日が、明日より明後日が更に良くなるものだと前向きに考えるものである。だから、こうして釣りに行けない日には道具を手入れし、新しい仕掛け造りに専念し、明日に備えるのである。
さて、今日のタイトル「釣り情報・・難題?」とは何だろう?・・チョッと触れてみたい。
実は、小生はずう〜と長いこと釣り誌等で情報提供をして来たが、以前はその(釣れたであろう)情報記事が1ヶ月たって公表され、同時に発売された頃を予測した(釣れるであろう)期待記事を提供していた。・・だから、釣果は過去のものだし、予測記事だって、当たるも当たらないも大して影響しなかったのは事実である。
しかし、今や通信機器の進化により、電子メールやブログなどで直近情報の交換が可能である。さらに、釣りの現場から、携帯電話による即時的な情報交換も行うことが出来る。
だが、こうした過熱すぎた情報交換や開示は長くは続かず、今や過去形になった気がする。・・それらが、釣り人自らを実害をもって追い込むことに気が付いたからである。
したがって、今や投げ釣りに関するHPは沢山あっても、釣れることに関する情報は皆無に近くなってしまったのである。
こうした中、小生の平塚海岸を中心としたブログ情報は貴重なのかもしれない。・・・確かに釣れる状況を書いた後日には、若干釣り人も増えたと感じることも事実だし、鱚介さんのブログを見て来ましたよ!と言う方も結構いる。
しかしながら、一方、情報を公開することを非難する方も居る。中には、「鱚介さん、釣れた釣れたと余り書かないでくれ!!」と、明らさまに言う方すら居る。近辺に居る仲間のうちにも、それを肯定するような顔もある。
言うなれば「折角釣れるようになったのに、書かれたことで大勢が押しかけ、自分が望む釣りが出来なくなるからだ。」と、明らかにその欲張った意思が伝わってくる。
・・正直言って、それが分からなくは無い。しかし、特にウイークディに釣りができる小生としては、「働いた週末に、僅かでも楽しい釣りをしたい。」と言う方の気持ちの方が大切なのである。
同時に、「釣れる」と書いても、釣れずに裏切られることは多い。釣りとはそんなものだと心得ている方ならば許されるのだが、中には「嘘では無いのか?自慢をしたかったのだろう。」と言わんばかりの方もいるから往生する。
小生のブログ記事は、稚拙な内容であっても、中身に嘘、偽りは無いし、誇張もしない。・・一つだけあるとすれば、期待を込めた予測はある。・・まあ、こんな風に、情報を提供するには中々難しいものなのだ。
釣り情報・・難題?
投稿日:
執筆者:高澤鱚介