思い・雑感・・あるまま

 キスのネムリ針 

投稿日:

画像(180x135)・拡大画像(480x360)

キス・ ネムリ針の今昔

 写真は、キス用に造られたネムリ針である。
 でも、投げ釣りマンの多くはこのネムリ針を知らないし、見たことも、使ったこともないのではなかろうか。
 
 針のメーカーでさえ、このネムリ針の効用は良く分からないと言ってるくらいだから、大した需要もなく造るメーカーも少ないのだろう。


 2〜3年前、たまたま見つけた「キスのネムリ針」に興味をひかれつつ、ここに少し調べてみた。
 一般にネムリ針と云えば、ムツ針に始まって、チヌ針やセイゴ針に見られる。このネムリの効用については、ハリを飲み込まれずに唇に掛かることが多く、チモト付近でのハリスの食いちぎりや、魚へのダメージが避けられること。針先が内側に曲げられていることから、喰った後のバレが少なく、また、根掛かりがし難いことなどと書かれている。
 
 ただ、根掛りがし難いと言うことは、ハリ掛りがし難いというデメリットにつながる。どうもそうなると使い方は限られそうで、ちなみに対象となるのは、エサを飲み込み直ぐにほき出す様な魚、頭を振り、素早く動くような魚種に適すと言う。従って、カレイなどの動かない魚には向かないとも書かれている。

 で、あれば、果たして投げのキス釣りにはどうだろうか?サビきながら釣るキス釣りで大事なのは、如何に素早く確実にハリ掛りさせることである。従って、今の流れは、ハリ先がやや外向きなモノが好まれている。でも、それは刃先が直ぐに鈍くなる弱点もあることから、神経質な方は常に新しい仕掛けに変えねばならないことになる。
 まあ、キス針の種類は沢山あるものの、これらには其々の長短があって、結局は自分にとって一番使い勝手のよいハリを選ぶことになるのだが・・・。

 そんな中で、今、ネムリ針に興味を持ったのは、シーズンが過ぎ、これからは待ちを主体とした釣りになるこを意識し、それこそ静かに待って向こう合わせで元気良く食い付くこと、連を狙ってバレの防ぎを期待して使ってみたいと考えたのだ。

 写真左は、今から50年くらい前の船による「キスのはえ縄漁(キス縄)」で漁師が使っていたものである。これにイカの短冊餌(相模湾)を付けて釣ったのである。軸は太く0.63ミリもある。メーカーは(ヤマシタ?)だと思うが、今はもう発売もされてないと思う。大きさの表示が面白いし、はえ縄で使われたことは、如何にバレに強かったのかが伺える。

 右は、何時ごろからあったのかは知らないが、もりげん(株)が出している「キス Z」というもの。細軸で0.43ミリ、大きさは6号から10号まで、色はピンク系と茶系の2種類がある。価格は少々高く、100本入りで800〜1000円である。 

 
 
 明日辺りからの釣行でこれを使ってみて、何時か使用感などを書いてみたいと思っている。なお、ネムリ針についての興味や情報をお持ちの方があれば、是非、下のコメント欄の方へお知らせ下されば幸いである。





-思い・雑感・・あるまま

執筆者:

関連記事

遠方の台風余波か釣りならず

3日間限りのジンクスを崩そうと5日目の今朝も挑戦したのだが、沖合を西に通過した台風11号の余波だろう、海は荒れ、釣りにならなかった。・・で、エサ(ジャリメ)を洗って早々に帰宅した。 シンカー交換型:半 …

Loading

「ミユビシギ」・・でした!

エサをくれ!と、ミユビシギ 過日(11月30日)のブログで、渚で餌をあさる小鳥のことを「チドリ」と書きましたが、それは間違いでした。正確には旅鳥の「ミユビシギ」と云うようです。  早朝のテレビに映されたその姿を見て知り、パソコンから辿ったところハワイで多くみられる旅鳥で、日本名を「ミユビシギ」、ハワイでは「フナカイ」と呼ばれているそうです。ミユビとは、足の指が3本・・と云うことのようです。 兎も角可愛い鳥です。・・その後も釣りをしている最中、キスのエサであるジャリメや青イソメを欲しがり、人…

Loading

謹賀新年

 ご親交を戴いております皆さま       明けましておめでとうございます。  旧年中は大変お世話になり誠に有難うございました。陽が地球を照らし続ける限り、平和日本の維持と世界の安定的な平和が訪れることを願いつつ、本年もどうぞよろしくお願い申し上げます。 さて、旧年中は一年を通し健康な体力を維持しつつ、釣りに精を出し、桜藤求希同窓会の運営に励み、鱚介工房では幾つかのオリジナルな新作を生み出すなど、大変忙しく充実した日々を過ごすことが出来ました。 これはお付き合いを頂いた方々からの“励ましと…

Loading

カルキスの情報!

画像(180x135)・拡大画像(480x360)

 平塚海岸は相変わらず釣れていない。頑張って、5尾も釣れれば竿頭だろう。 ただ、テトラ前のキスは型が良く、今日釣った方の中には、24センチとか22センチが居たと聞く。小生はたった3尾だったが、どれも21センチ超えの塩焼きサイズだった。
 ・・水温が19〜20度を差し、これで安定すれば明日辺りから釣れ始めかな?と言う気もするのだが、・・どうだろう??
 
 情報では、大磯海岸が釣れているとのこと。距離は3〜5色。多い人は30尾を越えたとも聞く。是非、明日辺り、行って見たいと思っている。

 ところで、先日カルキスのことを書いたが、これに関連してチョッとしたメール情報とコメントが届いたので紹介しておきたい。

 一つは、旅行した方からのメールです。

 『温泉にでもと箱根に行ってきました。部屋も温泉も良かったのですが、お料理のひとつが・・・なんとカルエビでした(>_
 
 二つ目は、かなり興味を誘われる・・新説?かも・・。

 『こんにちは、カルキスは僕も不思議に思っていました。
なんなんだ!これ!!
でも先日有力情報を入手しました。
先日、カルキスの話をしていると、「あれは、カルキ臭い虫を食べたためらしいよ!寄生虫みたいな、石ゴカイ(イソメ)のように長細い虫らしい。
シラス(ちりめん)を捕る網の中に、このカルキ臭い虫が入ると、シラスまで臭くなって売り物にならないので漁を中止してる」って聞きました。
みんなが言うには、雨が少ない年に発生しやすいのでは?現に、今年3月は、雨が例年より少なかった。
でも、カルキスなんて昔は聞かなかったですよね。
不思議ですね!』

・・と言うものでした。
 確かに昔はこれほど居なかった。既に、カルキスを握った手から臭さが取れず、もうキス釣りは嫌いだという人すら居るそうな!!
 ・・コメントを届けてくれた方へ これからも研究成果をお寄せくださいね!・・。

 それにしても、海岸に並んだ釣り人が・・「キスが釣れる度に、獲物を風上にをかざして臭いを確かめる姿があちこちに・・」な〜んて、風物詩みたいにならなければ良いのですがね〜!!

Loading

no image

フグ毒なんか怖くない!!

久しぶりに平塚海岸に行ってみた。サオは持たず、15日に未使用で残った、岩イソメを持って行った。誰か居れば使ってもらうし、居なくば洗っておこうと考えていたのだ。海岸に出ると、何時もの仲間3人が盛んに投げている。この寒中にシロギスの顔を見ることは中々難しい。しかし、驚いたことに諏訪部さんと土井博明さんが、ピンギスながら1尾づつバケツに泳がせていた。水温は15度は割っていよう。テトラが並んだ内側では、このように何尾かは釣れるのだ。今日はフグが居ないから助かりますよ!と土井さん。だが、この岩イソメを付けた…

Loading

2024年5月
 12345
6789101112
13141516171819
20212223242526
2728293031  

アーカイブ