一昨日から昨日まで、湘南には400ミリに近い大雨が降った。養浜事業といった美名で積まれた土手はアチコチが崩れ、砂浜にドロが流れ出していた。出来た水筋には、隠されていたゴロタ石がむき出しになっていた。
これが本来の「砂」で積まれたのであれば、雨は砂中に吸い込まれ砂堤を崩すことはない。今のところ、流れ出たドロの多くは砂に潜りこみ目立たないが、一定の深さのところで層となって堆積しやがて表面を覆うようになるだろう。
これが時間30ミリとか50ミリの豪雨だったら、こんな程度では治まらない。また、幸いにして大波は土手手前で止まったので直接流れ出すことは無かったが、台風シーズンでは明らかに削られ海を茶色に染めるだろう。
平塚海岸 美しい砂浜を土石で埋め立て−9
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執筆者:高澤鱚介