南伊豆妻良の春ギスが諦めきれず、3週続けて出掛けてきた。
同行は神奈川サーフの佐藤正美さん、通称ピョンちゃん。それに、釣り場で出会った小田原の永山幸央さんである。永山さんといえば、柔い竿に6〜7号のオモリを付けて釣るライトタックルの名手として知られた方である。
この日も午前6時少し前に妻良に着いた。幸いに釣り人はイカ釣りの2人だけで、先端には誰も居なかった。
潮は前回と違って5時30分頃が満潮。それから落とし午前11時30分頃が干潮一杯となる、下げ潮の中での釣りとなる。
前回は上げ潮の中で3人全てが坊主。前々回は下げ潮の中、3人で10数尾だった。・・・云うならば、今日は、釣れた日と同じ条件を狙っての釣行だったのである。
小生は何時もの通り、鱚介アブミ6号の2本バリ、テンビンは「真打ち‐SMAB」にオモリはウッドガン・スリムの「ぽっ君」18号。サオはキャスティズム20号とした。・・・言うなれば、4色以内を狙った小生流のライトタックルである。
2本バリの上にアオイソメ、下バリにジャリメの1匹掛けで開始した・・・・。しかし、居ない・・。
海面にコブシ大の頭を出していた岩が少しずつ大きくなり、潮が落とし始めているのを確認・・。ほぼ1時間を過ぎた頃、やっと18センチ級の一匹目が・・。
しかし、次が来ない。アタリはモゾモゾとあるが、乗っては来ない。
そんな頃、永山さんが・・・。聞くと、単身赴任先の清水からの帰り道に寄ったのだと云う。凄い遠回りの帰宅!・・でも、全く気にしない普段の行動のようである。
すでに小浦の堤防に寄り20センチ級の顔を見たそうで、今日も何時もの通りの軽量なタックルで攻めるのだと言う。
喰いは悪い・・・、時折、メゴチが来る程度・・。雨模様で風が冷たく、決して条件は良くない中での釣りだ。
その後、頑張りの中、小生が2尾追加、ピョンちゃんが1尾、チョイ投げの永山さんが一番大きな20センチ級をゲットした。
永山さんの釣りスタイルを見ながら、「魚を掛けたときのやり取りの、それはそれは楽しそうなこと・・・」を教わった。キスが近づくこれから、是非、小生もやってみたい!!との思いを強くした。
ピョンちゃん、永山さん曰く、ライトタックルで楽しく釣るなら、ダイワから出されている「ディースマーツ」という竿が面白いとのことだ!!
やがて潮は下げ止まり、この日の釣りを終りとした。
状況から、今日の喰いは潮の下げ始めと潮止まり近くであった。潮の加減が、魚の喰いを左右することは明らかなのだが、この入り江に囲まれた静かな釣り場では矢張り上げの時間帯より、下げの時間帯が良いことを確認した。
こんな課題を持って釣りをするのも、釣りの奥深さを知り、楽しさが膨らむ・・。こんなことを改めて感じた今日の釣りであった。
3週連続で!!
投稿日:
執筆者:高澤鱚介