鱚介オリジナル工房

デルナーの半ぶら!!

投稿日:

画像(180x135)・拡大画像(480x360)

デルナー「半ぶら・テンビンオモリ」

 今、ベテランキャスターの間で使われるオモリの多くが、「半ぶら」のテンビンオモリになりつつある。
 当工房でも各種の「半ぶら」を造っているが、ちまたの声は価格が高い!!・・・と聞こえてくる。

 因みに、ここに「半ぶら」テンビンオモリの出来るまでをざっと紹介したい。

 半ぶらテンビンオモリを造るには、先ず、テンビンオモリを単ガンに改造することから始まる。出来合いのテンビンオモリのステンレス線を切って、逆U字形の丸目を造り、細線を巻き、ハンダで止めて出来上がる。
 
 次に、ステンレス線で予め造って置いたU字形に曲げたテンビンを単ガンに装着し、Wスリーブで締めてからハンダ付けする。これに熱収縮ゴムを被せ固める。さらにもう一回太目の熱収縮ゴムを被せ、上下を収縮させると「半ぶら」の下ごしらえが出来る。

 その後、テンビンの片方をL型に曲げ、軸、アームの上からWスリーブを通しておく。トライアングル構造となる筋交い用のステンレス線にWスリーブを嵌め込み、カシメてハンダする。この際、軸とアームの基部にもハンダする。

 出来上がったトライアングル部のWスリーブに熱収縮ゴムを被せ、テンビンの軸とアームの基部が出来上がる。
 
 さてそれからが細かい作業となる。軸の基部に補強用のストレートスリーブ(鞘管)を通し、ズレないようにハンダ。アームの基部には、異口径スリーブと0.8ミリ用のストレートスリーブを嵌め込みハンダする。
 最後に、予め10センチ位に造って置いたテンビン(0.7〜1.0?径)を嵌め、ハンダする。

 こんな作業工程を辿るが、順序を狂わすと1からやり直しとなってしまう。・・・だから、どうしても1個造るにも結構、手間がかかるのである。

 さて、ここに伝えたかったのは、・・であるならば、もう少しコストを抑えた「普及品」を造れないか?
 そんな話の中から、今回、宮嶋屋釣具店様の特製「半ぶら」を造ってみた。
 写真のように、デルナーの25,27,30号の「半ぶら」テンビンオモリである。
 
 鱚介工房のモノと異なるのはオモリを除いて、アームだけである。構造体は同じだが、テンビンの接穂は止めて、1?のステンレスを軸からアームまで「通し」で設えたのである。

 それによって、出来上がったデルナーの「半ぶらテンビンオモリ」は、同一価格で1個、900円台で提供できることになり、すでに販売を始めている。
 ・・お求めは当分の間、宮嶋屋釣具店のみの販売となるが、当工房でもご要望があれば対応したいと考えて居る。

 さて、今日も「湘南銀ギス」を求めて平塚海岸で投げてきた。一昨日釣れたと聞く袖が浜〜放送塔下に行って見たが、ダメ・・。結局は何時ものテトラ群の右側だった。
 釣果は、何と21と22センチの大物をゲット、また、キスの天敵であるマゴチの50センチを退治した!!

画像(180x135)・拡大画像(480x360)

50センチのマゴチ!


Loading





-鱚介オリジナル工房

執筆者:

関連記事

半ぶら ウッドガン・メタボの改良

新型半ぶら ウッドガン・メタボ今日、小田原の酒匂海岸で行われていたダイワの投げ竿試投会を覗いてきた。宮嶋屋釣具店に早くからポスターが掲げられ、天候も良かったことから、かなり多くのキャスターが盛んに投げていた。 そんな中、海岸左のテトラ付近で早朝から釣りをしていたと言う東誠治さん、高橋さんが、20?クラスの良型を5尾上げたそうな! ・・・水温は未だ14℃台だが、少しづつ温かい潮が入り始めたのかもしれない。・・・早く浅場にも近づいてほしいものである。  さて、今年は「半ぶらのテンビンオモリ」が…

Loading

「異口径スリーブ」について

「異口径スリーブ」とは、2015年に鱚介オリジナル工房がある精密機器製作メーカーに協力を求め開発した「ステンレス線(以下、針金)を直線状に繋ぐためのスリーブ」です。特徴は、例えば、1.0mm径の針金に …

Loading

「湘南テンビン」販売開始!

3本3色セット 待ちに待った「湘南テンビン」の販売を鱚介オリジナル工房でも扱うことになりました。  一般的な投げ釣りでのキスはほぼ終了。・・と、云う意味からは少し遅い発表だが、鱚にはオフシーズンは無い!と言われるごとく、西湘国府津海岸ではこれからが本番だと盛んに遠投が行われている。 ・・・その遠投でも確実にアタリを取れるのが、この「湘南テンビン」なのである。 釣友である二宮秋雄さんが一本一本手造りし、実釣を重ねて完成した優れモノ、地方からは「幻のテンビン」とも言われるほど希少価値をもったテ…

Loading

no image

サオ立ての近況とCM

国際釣具ショーも終わり、日々時間が過ぎていく中で、鱚介オリジナル竿立ては完成寸前で止っている。最大の難点である「サオ受け部」の製作に時間が掛かっているためだ。早い販売をしてほしいとの催促もあるが、今、暫くお待ちいただきたい。・・で、近況と言うか、事前CMをさせて頂くことにした。鱚介オリジナル・サオ立ては、略して「KRSS]と言うことにした。「キスケ・ロッド・スタンディング・サポーター」と言う造語の略で、砂浜での使用を意図して製作した。また、企画から製造まで、高知の釣友である「堀オリジナル工房」の堀…

Loading

竿立て・・最終章は全てアワビ巻き!!

最後の「アワビ巻き」 もう、かれこれ十数年前のことだった。投げ竿はどんどん進化しつつあり、多くの投げ釣りマンは高価にも拘らずその素晴らしい高級竿を使い始めていた。 ・・・それに引き替え、その格調高い竿に決して似合わないサオ立てが恥ずかしくも無く使われていた。  サオ立てとは、独立した一つの釣り道具として成らないのだろうか? ・・随分悩みながら、ゴルフシャフトやスキーストック等のお古を改良し、それなりのサオ立ては出来た。・・・しかし、それでは何時までたっても独立は出来ない・・。 軽くて丈夫、…

Loading

2026年7月
 12345
6789101112
13141516171819
20212223242526
2728293031  

アーカイブ