投げ釣り釣行記

アオギス・・ヒット&リリース!!

投稿日:

画像(180x135)・拡大画像(480x360)

角田清志さんのアオギス25?!!

 いきなりだが、表題に、”ヒット&リリース”と書いた。・・が、これは小生が決して好む言葉でも、行為でもない。
 一つだけ言えるのは、アオギスは水産庁編集「日本の希少な野生水生生物に関するデータブック」で「絶滅危惧種」の1種にあげられており、保護の立場から、これを実践したまでのことである。

 さて、こう言ってしまったのだから、もう、お分かりだと思う。・・・九州への遠征釣行、目的の一つでもあった3年振りの「再びアオギスに面会!」は、無事達成できました。

 仲間は和田、角田、小生の3人組。案内は、福岡県行橋市に住む黒木福蔵さん。北九州往復は飛行機、宿泊は行橋市内のビジネスホテル、現地での送り迎えと釣行は、黒木さんの愛車であった。

 アオギス釣り場を詳しくは言えないが、行橋市の周防灘を望む干潟のある遠浅海岸。3年前、同行の和田さんが30cmオーバー、小生が23?、角田君が20?をゲットした某海岸である。

 到着したその日、午後は干潮のため釣り場一面は干潟となっており、所々に川状の水脈(溝筋=みおすじ)が見えていた。潮の干満時に、アオギスは3〜2色のこの溝筋にそって行き来する。これは、沖縄のホシギスも同じである。

 竿は出せなくも、良い観察が出来た。明日は大分の佐伯市方面に釣行するので、最終日の朝、ここに来よう!!
 ・・そんなことで溝筋ポイントを頭に焼き付け、ド暑いこの日を終えることにした。

 そして2日後、午前6時過ぎに再びこの釣り場に来た・・。潮は満ち、干潮時に見えていた干潟は一面海である。最初は皆4〜5色を探ったが、来るのは18〜20?級のシロギスばかりだった。

 暫くしたころ、3色手前を探っていた和田さんにいきなり来た!! ・・・アタリの感じから直ぐにアオギスと分かったと言う。・・・25センチの初物であった。
 
 皆、急に静かになった!! 近いポイント、頭の隅に焼きついた溝筋を思い出しながら、そのポイントを定め狙う静かな釣りとなったのだ。

 そして小生にも2色を切った辺りで、ガガッツっと来た!! 型は23?・・。3年前と変わらない大きさが寂しかったが、だが、明らかにアオギスのアタリと確信できたのが何とも嬉しかった!!

 さらに、20分後位だった。・・・来ましたよ!!っと、角田君のドスを利かした声が!!
 ・・横走りするそれを上げると、紛れもない大きなアオギスだ!! 急ぎ測ると、これも和田さんと同じサイズの25センチの大物だった。
 
 3人が釣れた時間は、ほんの1時間以内の出来事だったと思う。潮の流れなどから、僅かしか無いチャンスの中での釣果であった。

 「それにしても湘南から来た名人と言えど、幻と言えるアオギスを3人が1尾づつ、漏れなくゲットしたことは、奇跡かも知れないね〜。」・・近くで 少し遠目に投げ5連6連とシロギスを釣っていた案内人黒木さん、様子を見に来られていた友人の平松さんは、この現実を評し、こう言ってくれたのである!!
 
 最後に・・、アオギスを釣った3人、釣られてしまった3尾のアオギスは、それぞれ急ぎ写真に収め、計量し、そっと海に放された。
 ・・・多分、又、訪れるであろう何時か、その時には30センチオーバーの巨ギスとなって迎えてくれるに違いない!!

 今回の釣行は、大ギスの連釣りは水温上昇の影響で叶わなかったが、それでも18〜23センチクラスが可なり釣れ、皆、十分に満足できた。さらに、何度も言ってしまうが、3人が共にアオギスをゲットをしたことを上乗せすれば、満足度は十二分だったと言えよう・・。
 
 今回は3日間とも、正に熱帯地獄下での釣りとなってしまったが、これを支えてくれたのが、現地案内を頂いた黒木さん、釣り終わりにこれで汗を拭きなさい!と言って、凍ったような冷たいタオルを用意してくれた奥さんの気遣いがあったればこそである。
 3人からの感謝の意を伝えます。本当にありがとうございました!!

画像(180x135)・拡大画像(480x360)

アオギスの棲む干潟 左側

画像(180x135)・拡大画像(480x360)

正面 砂州にはシラサギが!!


画像(180x135)・拡大画像(480x360)

右側

画像(180x135)・拡大画像(480x360)

更にその右側

画像(180x135)・拡大画像(480x360)

溝筋が見える


画像(180x135)・拡大画像(480x360)

2色内の溝筋

画像(180x135)・拡大画像(480x360)

和田さん25センチのアオギス

画像(180x135)・拡大画像(480x360)

鱚介さん小さいのが!


画像(180x135)・拡大画像(480x360)

アオギス

画像(180x135)・拡大画像(480x360)

アオギスの顔つき


画像(180x135)・拡大画像(480x360)

黄色い腹ヒレが特徴

画像(180x135)・拡大画像(480x360)

角田君のアオギス


画像(180x135)・拡大画像(480x360)

リリースを!

画像(180x135)・拡大画像(480x360)

元気で、バイバイ!


画像(180x135)・拡大画像(480x360)

松原前の静かな釣り場

シロギスを狙って!! 
 今回の九州遠征、廻ったシロギス釣り場は大分県の佐伯市にある静かな海岸を中心に回った。26日早朝、最初に行ったのは佐伯市蒲江町の波当津海水浴場。ここは一見、北陸の気比の松原海岸を少しスモールダウンしたような静かな海岸だ。
 水温が高いらしく、数尾で終わったが、盛期は中型主体の束釣りが出来ると言う。


画像(180x135)・拡大画像(480x360)

波当津海岸

画像(180x135)・拡大画像(480x360)

 〃


画像(180x135)・拡大画像(480x360)

左側の小堤から

画像(180x135)・拡大画像(480x360)

葛原浦海岸を望む

 更に、佐伯市の蒲江葛原浦海岸と小堤防、元猿海水浴場を廻った。小堤では、角田君がが頑張って23?級を数尾、元猿では、全員が10数尾、18〜20?をゲットした。また、アオギスを釣った海岸では黒木さんが、5連のパーフェクトを数回見せてくれた。

画像(180x135)・拡大画像(480x360)

角田君26?(今回最長)

画像(135x180)・拡大画像(360x480)

和田さんの22センチ


画像(180x135)・拡大画像(480x360)

どうでしょう!

画像(180x135)・拡大画像(480x360)

又も来ました大物が!


画像(180x135)・拡大画像(480x360)

元猿海水浴場

画像(180x135)・拡大画像(480x360)

〃右側


画像(180x135)・拡大画像(480x360)

黒木さん頑張ってました

画像(135x180)・拡大画像(360x480)

この日の釣果です


            スナップ写真で紹介!!

画像(135x180)・拡大画像(360x480)

黒木さんの5連!

画像(135x180)・拡大画像(360x480)

黒木さんの4連です

画像(180x135)・拡大画像(480x360)

潮が満ちたアオギス」釣り場


画像(180x135)・拡大画像(480x360)

 〃






-投げ釣り釣行記

執筆者:

関連記事

最終シーズンの北陸へ

宮本幹冶さんありがとう!! 20日〜21日と、シーズン終了間際の北陸に行ってきた。計画では佐渡島を予定していたが、釣り人の堤防事故が発生したため、多くの堤防はバリケードやロープでふさがれている。また、無視して入れば監視人が追い出しに来る。・・そうした情報は得てはいたが、現地の釣具店2店に確かめ聞き知った。フィッシングマスターでもある小生としては、それを無視しての参加はできない。急遽、仲間に了解してもらい北陸方面に行先を変更したのである。 北陸ではずっと釣れ続いていた中、先日、かなりの大荒れ…

Loading

no image

「日々釣老会」沼津遠征

遠征といえるかどうか分からないが、日々通う平塚の浜から離れ、沼津市の牛臥海岸(御用邸記念公園前)に行ってきた。メンバーは、「日々釣老会」の田中会長、山口事務局長と私の3人。霧雨混じりの箱根を越えて、海岸に立ったのが午前5時30分。風も無く穏やかな海面から情報通りの釣果が期される。3本ある小突堤の、真ん中突堤を挟んで各自分散する。私めは、ジャリメを付けて、先ずは4色に投げてみた。何と、この第一投に期待通りの18センチ級がくる。山口さんも続けて同クラスが来る。よか、よか。・・・確かに、・・・ここまでは…

Loading

平塚海岸 台風一過!

型は割り箸サイズ!! 11号台風の去った海岸に行ってみた。波は治まり、昨日まであったウネリは無く、若干濁りはあったもののこれならば充分投げられる。・・しかし、海岸には投げ釣りマンの姿は無く、チョッと寂しい気もした。 何時ものテトラ周辺から外れ、西側の通称「扇の松下」に行ってみた。・・・前回、好釣果を得た場所である。 例の如く、ジャリメの一匹掛けで遠投を試みた。背からの強い北風に乗って良く飛ぶ。飛距離は7色を超え、8色にまで掛かったから驚きである。風のお陰と言えど、こうも飛ぶと気持ちが良い。…

Loading

ホシギスを求めて

小ボシのツーショット! 厳寒の中、沖縄にホシギスを求めて3泊4日の釣行を楽しんできた。同行は?と言うより、案内は世界を股に駆け巡る村越正海氏である。航空券もホテルの手配まで、皆お任せしてしまった。・・光栄である。 2年前も二人で来たが、それ以来の気ままな、それでも真剣なホシギス釣りとなった。 地元沖縄ではホシギスのことをウジュルと言う。ホシギスとは格好いい名称だが、それは魚体の側面に数個の黒い点があり、これをホシに見立ててそう呼んだのであろう。その他沖縄には、モトギス、アトクギスが居ると聞…

Loading

西伊豆 仁科大浜

ご満悦な笑み! 二匹目のシロギスを狙って、東伊豆・熱川海岸に出かけてみた。 しかし、・・・釣れなかった。 釣りにとって一番嫌なコチ(東風)が吹き、ウネリも入り波が高かったのである。 6色にも投げてみた。だが、シロギスの反応は全く無く、ハリ盗人のフグだけが元気良かった。  ここ熱川は、先週18日頃を前後して盛期は過ぎてしまったのだろうか??? ・・いや、波けさえ治まれば、マダマダ釣れる筈だと前向きに考えておこう・・。 そんな事で、東風の当たらない西伊豆、仁科大浜海岸に行ってみた。 伊豆半島の…

Loading

2024年7月
1234567
891011121314
15161718192021
22232425262728
293031  

アーカイブ