沖縄・・ホシギス(二)

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1月24日、沖縄の夜明けは遅い。それにしても昨晩は良く飲み良く食った。だが、二日酔いの気配も無く6時には目が覚めてしまった。ホテル・サンルートを午前8時出発。二日目の今日は、沖縄のもう一方のキス「モトギス」を狙う積もりである。ホシギスの釣季は10月から3月頃といわれ、モトギスは夏だと聞くがどうだろう。向かった先は東海岸。女子プロゴルファー宮里藍の故郷である、東村の「平良湾」であった。漁港堤防を村越さん、浜部を私と分散して試してみる。だが残念ながら、何一尾掛かるものは無かった。次に向かったのは名護市の大浦湾「汀間」の海岸。遠浅で広く藻が付いており、以前砂浜だったと云う場所は投げられない。やむ無く、河口の深みに向け集中的に攻めてみた。しかし、矢張りここにも居なかった。どうも東海岸には気配が感じられない。ならばと、この日一番期待の「漢那漁港」に向かう。ここは、モトギスが多く釣れる特異な場所だと釣り誌が伝えている・・が、果たしてどうだろう。朝、宿を出て既に50キロ以上も移動している。だが未だにキスの顔は見られない。やがて静かな漁港に着く。この日は、宜保さんというルアーマンが同行してくれている。しかし、3人で遠近探るがどうしたものか、ここにもまったく居ない。これでは東海岸側は諦めざるを得ないだろう。ならば実績がある所・・と、云うことで、昨日行った「屋我地」に再び戻ることとなってしまったのであった。途中、昼飯でそば屋に寄った。実はそこで、貴重なと云うか、大変なというか、面白い土産話しが出来てしまったのである。私と佐久川さんは野菜そばの大盛り、村越さんは普通盛り(看板には小盛りと書いてあったようだが・・)を頼んだのである。・・さて、さて、出てきたドンブリを見てビックリ仰天。ドンブリの上にまで「そば」が積まれ、更にその上に野菜炒めが積まれているのである。もう、見ただけで胃が萎えてしまった。村越さんのは・・と見たが、それでさえ大盛りの何ものでもない。皆で驚きながら大笑いもし、村越さんは写真まで撮っている。ともかく挑戦・・無我夢中で食べ始める。味は良いが、ソバがスープにまで届かないから、スルスルという訳にもいかない。旅に出ると野菜に欠けるから喰わねばならないと、先ずは上の野菜を平らげる。だが、それからが大変。喰えども、喰えども一向に減らないのである。やっと、スープと平行になったところでお手上げだ。もう、腹に入る余地などは無く、やむ無く残してしまった。結果から見ると佐久川さんは90%ほど平らげ、私は60%でダウンしてしまったのである。ここの大盛りはゆうに3人前は入っていよう。もしかして、日本一の大盛りかも知れない。因みに、値段は600円と安かった。ついでにもう一つ、垂れ看板を見ておかしいなと思った。「味噌汁・・500円」、「野菜炒め・・400円」、その横に「ご飯・・100円」とある。高い味噌汁だと思うでしょ?実は、それは、味噌汁定食とか、野菜定食とかを略しているのだそうな。確かに、ご飯と味噌汁と野菜炒めと別々に頼んだら大変なことになってしまう。村越さんは、昔、始めてきた頃、それをやってしまったらしい。さて、腹が膨らみ重くなった車は一路「屋我地島」に向かう。到着は4時に近かった。浜に着くと、潮の流れが強くまるで川のようだ。宜保さんは、ルアー竿で軽いオモリを付けて流れに乗せながら釣りはじめた。私は逆に、流されないようにオモリを23号と重くした。村越さんのは、確か18号だったと思う。そこで又、差がついてしまったのである。村越さんはゆっくり流しながら、26センチ迄の良型を3尾も釣っている。宜保さんは1尾、私は0尾である。潮は動いたり止ったりと不規則だが、どうやら「潮に抵抗したような」釣りはダメなのかもしれないと気づいたのである。私もオモリを15号に換えて見た・・やはり、それが正解だったらしい。ガッツン!と来たではないか。今日一日ゼロを覚悟したが、この一尾が釣れた効果は大きくすっかり気が晴れたのであった。時は既に制限時間の5時をまわっている。これから今夜、佐久川さんの会社の新年会を兼ね村越正海氏の歓迎会をやってくれるのだそうだ。私も同席できることは嬉しい。そんなことで5時30分第2日目の釣りを終了した。

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