平塚海岸は、一時喰い始まったものの、今は又どん底状態にある。水温の上下に原因はあろうが、こうも居ないのは一体何なのだろう?? さて、先に平塚海岸のチョイ投げについて触れたが、ある方から「チョイ投げについて一般的な知識等教えてください。」とのお尋ねがあった。 確かに、チョイ投げと言っても、そのスタイルは様々である。そこで、小生が平塚や大磯海岸などでやっている事を回答したので、参考にと思いここにも紹介しておきます。[ お訪ねの件ですが、まず、道具については私が使っているものを紹介します。 ・竿は、ダイワのキャスティズムで、2本継ぎの18−295(オモリ負荷18号、295センチ)です。 ・リールは小型のスピーニングで、ダイワのセルテート1500、又は、エアリティ2500です。 ・ミチイトは、PEの1.0号です。 一般的な投げ釣りではチカラ糸を付けますが、チョイ投げでは1号の太さであれば不要です。 ただ、心配でしたらPEの2〜3号を4〜5メートル付けます。 ・オモリは、15号以下〜8号位までです。 ・ 仕掛けは、長さを1ヒロ半(2.5メートルくらい)とし、ハリは3本以下です。 ・ハリは、アスリートの6〜7号、東京アブミの5〜6号。ハリス間隔は40センチです。 ・エサは、ジャリメの1匹掛けですが、活性の低いような時にはアタマの黒く硬い部分を除きます。 ・釣り方は、当然その日によって異なりますが、チョイ投げは、波の静かな日を選びます。 ・投げる距離は2色以内からゆっくりとサビきながら、波口まで丹念に探ります。 時には、サビいたオモリが一番手前のカケアガリの上にのった時、そのまま止めて待ちます。 もし、このように波の中で喰う時は、波でオモリが飛ばないよう少し重めの15号を使ってください。 ・ラインは常に張りめにします。・・アタリを感じたら少しアワセぎみにし、ハリ掛りを確実にします。 以上ですが、 ・端的に云いますと、竿は、なるべく軽く、柔らかいものが良く、特に穂先が柔らかいものが良いと思います。 ルアーロッドでも、子供が使うような安価なものでもかまいません。リールも然りです。 ・ハリ数は1本でも良く、波口の海底をユラユラと漂うようなエサの状態にすると、食いが良いようです。 ・仕掛けは、長いと思われるかもしれませんが、エサを漂わせるのに効果的であるばかりでなく、仕掛けのカラミを防止する効果があります。・・・短い仕掛けは、投げた後に空中で廻ったり、海底では潮にもまれカラミを生じます。 これから、梅雨が明けるまで、或いは10月、11月頃まではこうした波口の釣りが楽しめます。ただし、遠浅海岸のようなアゴのないような所はダメ、大磯以西のように波が返る海岸なら何処でも通用します。]以上ですが、その面白さと言ったらたまりません。是非こうした釣りも楽しんでください。(鱚介)