意気込んで遠征したが、残念ながら「寒波襲来」で良くなかった。でも、釣れた釣れないよりも、気の合った仲間との遠征釣行、また、久々に会う地元釣友との出会いや語らいは楽しいものだ。・・・大いに楽しんできた。 釣行記を備忘録的に残すと・・・。 5月2日午後10時、神奈川サーフの和田満雄会長さんと平岡順司さん、それに小生の3人で平塚を出立・・。 車は、平岡さんが最近購入した愛車「マツダのスカイアクティブCX−5」である。・・・渋滞も無く快調に飛ばし、午前3時、気比の松原公園駐車場に着く。快適な5時間であった。 未だ、雨が残り冷たい北風が吹いていた。暫し休憩後、雨の止んだころ海岸右手にて投げ始める。・・・ともかく寒い。・・外気温は7度だが、正面からの北風は冷たく体感温度は3〜4度位だろう。 皆、6〜7色を丹念に釣るが反応は全く無い。7時頃、北陸の友、宮本幹治さんが来てくれた。昨日来の冷え込みと荒れ、切れ藻の浮遊など、悪条件下の厳しい釣りとなろうことが告げられる。 6色で、やっと小生に20センチクラスが付いてきた。確かにアタリはあったが、後の動きが感じられなかった。・・・魚を持って驚いた。これほど冷たいキスを握った覚えは過去にない。 その後、和田さんには23センチ級が来たが、状態は同じで、付いても暴れなかったそうだ。平岡さんと宮本さんは右手の河口近くの小突堤に行ったが、共に18〜20センチ級が2〜3尾だった。 寒くて釣れずで、10時に切り上げた。昼食までの暇つぶしに、宮本さんの案内で敦賀半島の先端まで様子を見に行った。 半島先端近くに敦賀原子力発電所(休止中)があり、そこに至るまでに白砂の小さな砂浜や静かな小突堤など、竿を出したい海岸がいくつもあった。 明日を期待し、「手の浦」海岸傍の民宿「あけぼの旅館」に泊まることにし予約した。一泊2食で7,350円だった。 その後、宮本さんの案内で敦賀で一番旨いと言われるラーメン店「一力」に行く。20分も並んで待たされ、小生は年甲斐もなく、チャーシューメンの大を注文。 お土産用の看板には松本零士さんの漫画絵が描かれている。松本零士さんはご当地と縁があり、町の発展に協力していると云う。「一力」はラーメン選手権で上位を得た有名店だそうな!・・・特別に旨かったとは思えなかった・・が、これはラーメン通でない小生の食感だから勘弁してほしい?? 食事後、宿への帰りがてら小さな突堤で投げてみた。細かいヤツを数尾釣ったが、海毛虫も多かった。 ・・・この日はこれで終了。温かい風呂に浸かり精気を取り戻し、夕食には温かい地酒を飲んで就眠・・・。 二日目、5時起床。陽は射し始めていたが、寒さの方は少し緩んだ程度だった。 宿から歩いて5分ほどの「手の浦海岸」へ・・。宿の住所は「敦賀市手(て)」と云うが、釣り場は「手の浦」と書いて(た)の浦」と呼ぶ。 海岸は石英質のザラメ状のきれいな砂浜で被われ、数人のキャンプ者があり、釣りも始めていた。 遠近探るが、15〜20センチクラスが時折釣れる程度だった。ここも寒さが原因で水温低下影響したようだ。残念ながら各自数尾といった不釣で終わってしまった。 その後、宿に戻って朝飯を済ませ、再び昨日の「気比の松原公園」前の海岸に行ってみた。・・・流石に観光地である、人も多く釣り人も多かった。しかし、釣れている様子もなく、皆、のんびりしている。 確かに、遠近探るもキスの影は薄く見込み無く、それぞれが2、3尾釣って諦めざるを得なかった。 帰り際、海の無い岐阜県揖斐から、一人で釣りに来たというご婦人に出会った。背中のリュックに愛犬が背負われている。・・・投げ釣りは初めてで、釣具屋に勧められたままの道具を持ってきたという。また、虫エサは怖くて付けられないからと云って人口ワームを持っていた。 ここで面倒を見たのが平岡さん。・・・指導よろしく、タチマチの中にポッチャンとオモリが前に投げられるようになっていた。そして、丁寧に教えるその姿は印象的で、今回の遠征釣行での一番の華を咲かせてくれたのだった。 昼に近づくころ、宮本さんから聞いていた、敦賀で今人気のソースかつ丼の店に行くことにした。「ヨーロッパ」と云う福井県内の数店舗を持つ店で、地元では確かに人気がありそう。 注文を取りに来た店員の話から、普通盛りの1人前は多分食べ切れないと云う。写真は、小盛りの定食・・・これでもかなりキツかった。まあ、美味しいとは思ったが、味の方は意外と淡白で単調。健康的にはグーであるが、小生には少し飽き易いように感じられた。 食事を終わり、車にもガスを注入。・・3時頃、スタンドを出発し帰路に・・・。途中、GW後半初日とは言え渋滞も無く、まだ明るい6時前には帰宅することが出来た。 以上、「こんな遠征釣行もたまにはある」という事を報告がてら書き留めた。なお、適当に、写真を貼っておきました。