革工芸文化「印伝」を訪ねて・・

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 海の男が、まったく海の無い山梨県甲府に、高校時代の友人ら8人で車2台に分乗し行ってきた。 目的は、日本、いや世界で唯一の革工芸品「甲州印伝」の故郷と、武田信玄公を偲ぶ「恵林寺」を訪ねたのである。 そもそも「印伝」とは何か・・。戦国時代に鹿革を用いた鎧や兜などの戦具が造られたが、江戸期に入ってからは革羽織、煙草入れ、巾着など平和的な民生用品へと変遷していった。この皮革文化を発展させ技法を確立したのが初代甲州の「印伝屋・上原勇七」で、現在は13代目がその技法を受け継いでいる。 説明された「印伝」を簡単に言うと、「印伝」の名の由来はその昔、印度から伝来した皮革物、すなわち印伝になったと云う説が有力らしい。 造り方はそれこそ秘伝だが、大ざっぱに言うと、先ずは鹿革を「鞣・なめし」に鞣し、使える良好な部分をカットし染色する。そこに和紙で作った型紙を重ね「漆・うるし」を用いて絵柄を刷り込む。それを「臺・むろ」に入れて数週間乾かす。 次に、この出来上がった皮革を、目的に応じて製品として加工し、仕上げるのである。 出来上がった製品を手に取ると柔らかく、滑りが良く、何とも言えない風格を感じる。また、使えば使うほど手になじみ、色もなじみ、長年にわたって使われ続くという逸品となるのだそうな。 訪ねたのは甲府市内の「印伝屋 十三代上原勇七」本店。1Fは広く、店内は商品の風格を損ねることない照明と雰囲気によって気持ちが和む。小物の銭入れから、ハンドバック、巾着などが豊かにディスプレーされ、その中をゆっくりと一つ一つ手に取って見せて頂いた。 来た目的の一つは、古くなったクラッチバックの買い替えをしたいと思っていたのだ。だが、それを探すより、沢山の商品を直に手に取って感じること、絵柄やデザインからそこに駆使された技法を感じること、・・・が先ず先だった。  そして最後に、これだと決めていた一品(キャプションの写真)を包装して頂いた。 皆さん、それぞれに満足し、空腹を満たすため近くの「割烹 司 」で昼食のそばセットを食し、食事後、予約していた「印伝屋」の工場見学をさせて頂いた。 ガラス越しに無駄なく動く作業する職人姿、真剣に取り組むその動作を興味深く見学させて頂いた。 この職人一人一人が世界で一つの革文化を継承する方だと知ると、何故かじっと来るものを感じるのだった。 その後、塩山市に在る「恵林寺」に参拝し、名物の更科信玄餅と百目柿を丹精込めて作った干し柿を土産に、帰路に付いた。 さて、帰宅後、同行の片田卓夫くんと、疲れ休めに平塚市内の行きつけの店「相州長屋」に行ってきた。 店長驕りの生ビールでのどを潤し、熱燗で旨い日本酒とシマアジの刺身、温かいカツオのタタキ、それに店自慢の焼き鳥を楽しんだ。 ここですっかり意気投合したのがうら若い、自称「飲み食い女」だ!!と云う2人連れ。しかし何と、一人はウーロン茶、もう一人はコーラで、店自慢の焼き鳥コースを食べていたのである。小生にとっては余り知らない世界である。 喋るきっかけは覚えていないが、確か両親は吾輩と同じ年とのこと、家が近在であること・・。それに“お若いですね!!・・”の一言にすっかり馴染んでしまったのだ。  彼女らが、まだ飲んだことが無いと云う日本酒の飲み方を教え、説教じみた話もしたのだろう・・。だが、その日本酒が、美味しい!!とは言っていたが、それが本当か否かは分らない。 ただ、先に引き上げる時、このことをブログに書くね!と約束したような気がする。・・・そんなことで、今日のブログは、この事を最後に書いて閉めることとした。

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