神奈川サーフの通称ピョンちゃん、佐藤正美さんと南伊豆白浜を探ってみた。 そのピョンちゃんから、キスのオフシーズンに、是非船カワハギをやってみたいとの希望があり、今日は三浦の丸十丸から初挑戦することになって居た。 しかし、昨晩、船宿から、明日は西風が強く出船は見合わせた方が良い!・・との連絡を受けたのである。 確かに、寒風にあおられ、水深50メートルでの釣りでは、幾ら強烈なカワハギのアタリと云えども厳しすぎる。 ・・・止む無く諦めた。・・のだが、ピョンちゃんにとってはせっかく取れた休暇である。ならば、どこかに投げに行こう!という事になった。 急遽選んだ先は、南伊豆の白浜。厳寒期は西風で波が抑えられ、サーファーは居ない。1月中ならば、遠投で良型の顔に出会えるチャンスはある筈!! 一路135号線を下り、到着は午前8時少し前。好天気で、波は穏やかだった・・。 早速、浜に立ち第一投!! 隣のピョンちゃんに強烈なアタリが!! 背からの風に乗って仕掛けはよく飛び、7色だと言う・・・。 しかし、キスではなさそう。・・・マゴチか??・・・慎重に上げている。・・波間に左右する姿は何か??・・分らない!! 姿の全容を見て驚いた!なんと、30センチに近いクサフグだ。しかも、スレ! サバフグやショウサイフグ等であれば、その大きさは納得できるのだが・・・。腹こそ膨らませてはくれなかったが、久々に出会った大クサフグだった。 大笑いし、リリースしながらも、フグが居るならきっとキスも居ろうと期待を込めて海岸を広く探ってみた。 ・・だが、釣れるのはジャンボ河豚のみ。・・残念ながらキスの顔はピンすら見られず、ただ、ただ仕掛けを消耗するだけだった。 その後は、下田爪木崎の㊙場所で竿を出してみたが、くるのはメゴチばかり。・・最後までキスには会えず終いだった。 でも、澄んだ空気の中の南伊豆の風景、爪木崎の水仙観賞、また、道端に咲く沢山のアロエの赤い花が、十分に目を楽しませてくれた。 それにもう一つ、帰りがけに寄った川奈のうどん店「広本」の熱々のたぬきうどんは美味かった。 まあ、こんな時でなければ南伊豆の観光などできない。たまにはこんな釣行も良いものだ。・・気持ちを切り替え帰路についた。 そろそろ河津桜も咲き始めよう、春は、もう直ぐそこにある。花が散った頃、南伊豆のシロギスは解禁となる筈である。