4,5日前大荒れした海も、昨日あたりからようやっと治まりつつある。18度台の潮が入り、冷たく底に溜まった潮が搔き混ぜられ、暖かくなった潮に乗ってキスは一挙に喰い始めるだろう。春の時化は、釣り人にとって自然の恵みである。 こんな予測をもって、昨晩エサを求め、今朝は6時頃からテトラ前を探ってきた。 テトラ群以外の砂浜は滔々と大波が寄せており、とても釣りは出来ない。しかし、テトラ前だけは静か。とは言うものの、時折ウネリがテトラを超えていた。また、浮遊するゴミも多かったが、今日は、そこは我慢するしかないだろう。 早朝の1時間、ポチポチとは釣れる。・・・が、どこかにキスの溜まり場所は無いものか? ・・遠近探り、左右を移動してみた。 潮はどんどん引いており波も穏やかになってきた。渚が広がり、テトラポット群が手に届くほどに近くなる。 ウロウロした結果、やっと居場所が見つかった。テトラ中央から左側、距離は2色の駆け上がり、そこが溜まりであるようだ。 今日はL型の「真打ち‐SMAB」を使ってみたが、遠浅となった場所のチョイ投げでは、どうも掛りが浅くバレを感じる。そんな時、小生はテンビン以下のタックルをそっくり換えることにしている 代わったのが、先日造った1グラムの軽量テンビンに10号ナツメの発砲オモリである。 これが大当たり!!愛用のカムイの穂先が、ひったくられるようなアタリが連続した。終わってみれば、何と20センチ級を頭に良型を14尾もゲットできたのである。 ハリは鱚介アブミ黒焼き6号の2本バリ、エサはジャリメの1ッ匹付けだった。 今日は波足が長く極軟なタックルは使えなかったが、穏やかな波を迎えるこれからは、ほんの1〜2色で良型が楽しめる。 大げさに構えた投げ釣りでは無く、ハリを1〜2本として、チョイと遊んでやろうと云った気分でやるのが良いだろう。 ・・・やっと、そんな季節が来たようだ!!