昨日、鱚介オリジナル工房のタックルアドバイザーをお願いしている東誠治さん、いつもの和田満雄さんの3人で南伊豆を一周してきた。 残念ながらキスからは見放されてしまったが、新緑に覆われた伊豆の美しい山々を見ながらドライブを楽しませてもらった。 簡単に辿ると、早朝の時合は満潮で潮の動きが無く、妻良の堤防はエサも取られることなく全くダメだった。・・・と云うより、先行の釣り人二人ほどが堤防に数本の竿を出しており、投げられなかったこともある。 最近、堤防上に自分たちの道具を広く並べたり、車まで横付けして場所どりをし、他の釣り人を寄せ付けまいとするけしからぬ輩がいる。・・困ったものである!! 何時もの、好釣だった子浦は、堤防の全てから投げたが、東さんが18センチを1尾釣っただけ。また、砂浜も狙ったが一度大きなアタリがあっただけだった。 地元の漁師さんの話だが、ここ数日、何人もの釣り人が来て、かなり釣っていたとのこと。狭い湾であり、再びキスの群れが入るまでには時間がかかるかも知れない。 次に、大田子海岸に行って見た。狭い海岸だが、ここには小さいながらキスは居た。・・多分、少し時間をかけて丁寧に釣ればかなりの数は行けそう。・・・今暫く後には楽しめそうな気がする。 さて、今日は昨日の余りエサを持って、ホームの平塚海岸に行って見た。何人か先行者が居たがダメだと言う。・・・しかし海は穏やかさが続いているし、潮は落としに入っている。こんな時はキスは近くに寄っていると見た。 多くの方がダメの中、小生はそれなりに7尾ほど釣ることが出来た。・・一人、釣れた要因?・・幾つかあるのかもしれない。今日は、少し真面目に考えた釣りをしてみたのである。 竿やリールは何時ものだが、テンビンは0.8?軸で造った軽量強化型の特製「真打ち」、これに20号の発泡シンカー「キスケ」とした。所謂、ライトタックル仕様である。 ハリは鱚介アブミのケイムラ5号で5本バリ。ハリ間隔は30センチ、エダスは長めの5センチとし、仕掛け全長は短めの2メートルとした。 エサはジャリメで、垂らしは、ほぼハリ一杯に短く切った。吸い込みを良くし、ハリ掛りを確実にしたかったからだ。 そして釣り方は、テトラ際はフグが多いことから、早めのサビキとし、2色の駆け上がりを丹念に攻めて見た。・・・ ともかく丁寧に、ゆっくりしたサビキの中で、時折、竿先を軽く振るってみたりもした。・・・言わば、カワハギ釣りのタタキのように、小さくエサを躍らせて見たりもしてみた。 水温の高まりと同時にキスの動きも良くなるから、エサを動かすことによって、キスに興味を持たせ、こっちを振り向かさせることを意識してみたのである。 明日は天気が崩れそうであるが、これからは波が穏やかだったら竿もリールもライトにし、それこそ2色以内を丁寧に、キスを誘ってみたいと思っている。