投げ釣り釣行記

前羽海岸は寒かった

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 午前6時30分、釣友船見義雄さんを迎えに行く。彼とは久々の釣行である。昨夜、奥さんと宮ヶ瀬ダムに行き、遊覧船に乗って大クリスマス・ツリーを見てきたそうだ。  なかなか!!
 今朝は、遅い出発だからお互い飯は済ませてきた。西湘バイパスの大磯西で下り、国道1号で小田原の前羽海岸を目指す。下りて直ぐ、大磯警察署手前でネズミ捕りを発見。スピードは55kmに抑えていたから無事通過できた。ここら国道1号線の車速制限は何と40kmである。合法的な収入源なのだろうが時代錯誤も甚だしい。昔ここで、テープが絡んでしまいガチャガチャやっている時、気が付かずに捕まってしまった苦い経験を持つ。車の少ない日時を狙って時々やっているから気をつけよう。
 前羽漁港に車を止め、やや東側の通称、「下ちゃん釣り場」に座を取る。昨晩、急遽作った仕掛けをセットする。ハリは東京アブミ8号で3本。ハリスはフロロの1・5号。幹イトは、同じフロロの1・7号で、全長4メートルである。外道ゲットの特別仕掛けなのだ。1投目を投げたところで待ち合わせた下ちゃんこと、下島伸一さんが来る。釣り場を熟知した彼から根掛かり箇所などを聞く。暫らく待っても、アタリらしきものは一向に無い。とこが、左側に入った下ちゃん、早速ピンを掛けてくる。聞けば、3色付近という。6色投げて、4色までサビいていた私には乗ってこない訳だ。同行の船見さんもピンが来はじめた。
 寒い、今日は今期一番の冷え込みだろう。普段したことも無い手袋をはめての釣りとなってしまった。遂に、余りの寒さに、止む無く禁を破って焚き火を始める者がいた。私も付近から、清掃気分で木片を集め持参する。周辺で釣りしていた少年少女たちも集まってきた。知らない大人の所に、ニコニコ顔で安心して集まって来るのは微笑ましい。学校では集団下校が始められたことや、近所には時々変なオバさんやオジさんが出没すること、また、全校生徒は150人くらいで、一学年1クラスしか無く、中には25人しかいない学年もあるという。面白いのは、生徒数の割に先生の数が多すぎるとか、数学だけしか教えない暇そうな先生もいるとか、子供らは良く見ているものだと感心してしまう。
 さて、釣りの方はこんなことで気が入らず、待ち釣り主体となってしまった。・・・ヤジロベイに置いた竿がギューンと動く、鱚介さん、鱚介さん来ましたよ!!と下ちゃんの声に力が入る。焚き火を離れそばに行った私、・・2度目のギューンを確認し、そっとサオを立て聞いてみた。派手な動きはないが、ゆっくりグイッツとした感触がある。重さを感じながら上げてみると・・・何と!!目標としたヒラメが付いていた。但し、両手で示すほどの大きさは無い。まあ、尾頭付きの煮付けにはなりそうだ。小さい獲物だったが、仕掛けが功をなしたことには間違いない・・と、納得する。その後を含め、私はピンギス3尾。船見さんは中ヒネ1尾とピン数尾。下島さんは大ヒネ1尾とピン数尾。・・これが今日の全容である。エサは、岩イソメに分があったようだ。
 今日の収穫は魚よりも、何よりも子供らと遊べたことが良かった。久しぶりに、童心に返った会話をすることも出来た。焚き火禁止などと堅いこと言わずに、海岸掃除のご褒美に焚き火で焼き芋でも食いながら、もっと子供らとの会話を膨らませてみたいものだ。 





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