釣りを楽しむ釣り

2010 秋 鱚酔会

投稿日:

画像(180x135)・拡大画像(480x360)

審査風景

 昨日、湘南・鱚酔会恒例の「2010・秋・鱚酔会」を大磯海岸で開催した。この日は南西の風も出たが天候に恵まれ、釣果の方も、この時季にしては満足できるものであった。
 因みに大会の概略だが、勝敗はシロギスの数釣りで競う。制限は、ハリ数5本以内のみで、エサは自由である。試合は前半戦が予選で、6時30分から9時30分までの3時間。後半戦が決勝で、10時から12時までの2時間といった設定である。

 午前6時、大磯漁港西湘バイパス下駐車場に集合。受付、開会挨拶の後、思い思いに港を挟んだ東西の海岸に散る。 今回の参加者は30人と少ない。それぞれに事情もあろうが少しさびしい気が・・、厳しい世相の一面を垣間見た感じもするが・・。・・・とは言え、遠い石川県から宮本幹冶さん、西田正樹さんが参加してくれたのだから俄然皆の闘志も高まった。

 小生は港のすぐ東、兜岩の前でチョイ投げで望むこととした。この東浜には、多分、参加者の約半数が入たろう。・・そして最初のうちは、一様に兜岩の前を中心として集まった。
 20号の振り出しサオに、予めセットしておいた仕掛けを整え第1投!!・・直ぐに、ピンギスが3連できたのである。スタートは良し!!
・・・だが、以降はダメ・・何時ものパターンだろうか・・!
 皆も、チョロチョロといった状態が続き、暫らくして場所の移動が始まった。山本修さん、伊藤幸一さんは、近くはダメと判断したのだろう、直ぐに皆から離れて遥か東に去った・・・。
 
 午前9時半、予選終了。本部となった駐車場で計量が行われた。何とも、西側に入った連中の顔は皆ニコヤカである。・それは当然、釣れたからであろう。比べて東浜から帰った者は皆暗い。
 やはりと言うか、何と佐藤正美さんの21尾を筆頭に、予選9位までのうち8名が西側からであった。
 ・・で、東側からはただ一人、15尾を釣った山本修さんが決勝に進んだだけである。でも、小生は釣れない中ではあったものの12尾と自分としては頑張れた。・・あと2尾釣っていれば決勝に進めたのだが・・の悔いは残ったが・・!

 後半戦、予選に通らなかった者には敗者復活の救済がある。決勝戦でトップを取れば優勝者として祝福される。・・が、2位以下であれば10位の決勝末尾にランクされる。・・・そんなことから、ほぼ全員が勇んで西側に向かった。

 小生はもう数では追いつけないだろうと判断。今回特別に設けられた大物賞を狙うこととした。前半の大物は21センチだったからチャンスはある。
 ハリを6号に変え、岩イソメを大きく付けて待ちを主体とした釣りで望んだ。・・が、結果からいってしまうがダメだった。・・大きなハリと大きなエサと言えども、喰い付いたのはやはりピンギスばかりであった。

 ところで、決勝であるが、南西の風が強まるなかではあったが、1〜2色付近で順調に釣れていた。途中情報では、予選トップの佐藤さん、7位の吉原克哉さん、8位の和田成都司さんらが順調に数を重ねているとのこと。さらに、敗者では、村越正海さん、宇都木朗さん、伊藤幸一さんらが頑張っていることが伝わってきた。 ・・さ〜て、結果は?

 午後2時から、何時もの「居酒屋 ゆうちゃん」にて表彰を兼ねた懇親会が・・。
 
 最初に、ジャパンカップで優勝した伊藤幸一さんに有志から祝い品(ベスト)の目録が渡され、皆から大きな拍手が送られた。
 インタビューでは「皆さんからの祝福を通じて、多くの方が自分を応援し、支えてくれているのが良く分かった。皆さんのお陰なのだと言うことに気が付いた。そして自分が一歩成長したようにも感じている。皆さんには感謝している。」と、当日の自分の姿を思い出すように話す姿が印象的だった。

 続いて、鱚酔ダービーの結果発表。・・今回は「4−8」をただ一人買った代表幹事の清水英夫さんに・・・。総額28千円の賞品引換券を得たその顔には、当然、満面の笑みがあったことは言うまでもない・・。

 そして順位の発表と表彰が、・・優勝者は、後半も15尾と健闘し、トータル36尾を釣った佐藤正美さん。2位は33尾の吉原克哉さん、3位は31尾の根岸房義さん。それに大物賞は22.3センチを釣った斉藤充さんだった。・・と、そして特筆すべきは村越正海さん。前半東浜で4尾の貧果ながら、後半戦の西浜で17尾と決勝戦トップの釣果を得たのである。何を釣っても上手いなあ〜・・の一言である。
 そんな中での小生であるが、入賞はできなかったもののトータル19尾は全体の12位だったから、参加最年長者としてはマアマアの結果だろうと満足をしている。??


 今回の参加者は少なくはあったが、例年に増して釣果はあったし、賞品も沢山寄せられた。ゆうちゃんからは焼酎と鮭の切り身など4点が、大物特別賞のPEラインが清水英夫さんから、石川の宮本幹冶さんからは金沢の地酒が、山本修さんからはオモリの詰め合わせが、伊藤幸一さんからはPEラインが、宮島屋釣具店からは釣りバッグなどが寄贈された。 当然、鱚介工房からもウッドガン:タングステンと鱚介テンビンセットを提供した。

 当、湘南・鱚酔会は、5人の幹事(鈴木昇、二宮秋雄、和田成都司、清水英夫、高見澤佑介)がボランティア精神で連携して運営している。大会に当っては、会員の協力も大きな力である。1年に一度の大会ではあるが、これからもこの会を通じて、投げ釣りマンの紳士的友情を深めていただければ幸いである。


―湘南・鱚酔会事務局からのお知らせ―
 今回、3名からの退会申し出と、何ら連絡が無かった方が3名居り、合わせて6名を名簿から削除しました。この結果、現在の名簿登録者は49人となっています。





-釣りを楽しむ釣り

執筆者:

関連記事

満足度100%!!

3人の釣果です! 早起きして南〜西伊豆を、何時もの和田兄弟と3人で廻って来た。・・・この季にしては最良の結果を見ることが出来た!! 早期から釣れる南伊豆だが、1か所で多数釣るのは無理である。しかし、狭い堤防や小浜は結構あり、見当をつけた小場所で数投づつ試しながら探し歩くと結果が付いてくる。 ちなみにこの時期、良く行くのは妻良漁港、子浦漁港、岩地海岸、松崎海岸、仁科大浜大浜、大田子海岸、安良里の公園前、宇久須漁港、土肥海岸。小土肥小堤などである。  ・・こうした小場所だから、使う道具は通常使…

Loading

湘南オープン第2回投げ釣り大会!

参加者で記念撮影!! 湘南鱚酔会主催の標記投げ釣り大会が昨日湘南大磯海岸海岸で行われた。  天候にも穏やかな波にも恵まれた中、48名が抽選で3人一組(16チーム)を作り、所謂トリオ戦で数釣りを競った。 今回は釣り場も大磯東浜が使われ、午前6時、まだ薄暗い中、初めて行われたチームの作戦会議に沿って、それぞれが目指す釣り場に向かった。 終了は午前11時。 本部会場となった大磯漁港傍の第1駐車場に帰ってくるその顔の多くは微笑んでいた。 ・・・そう、釣れたのだ!! 検量場所に持ち込むシロギスは大小…

Loading

伊豆南で好スタート!!

ぷーさんの2連! 例年通り、桜前線に乗って釣れ出した投げのシロギス釣りだが、どこの浜も、至って不釣が続いている。我がホームグランドの平塚海岸もテトラ前を除いては全く不釣である。 そのテトラ前での小生の釣果だが、日々2尾、3尾、・・時には6〜7尾と云うように、水温の高まりとともに確実に釣れ出してはいる。だが、正直言って“ツ抜ける”にはもう少し先になろう。 こんな中、ゴールデンウィーク休日を狙って(我輩はあまり関係無いが・・)今季初の渥美半島を計画してみた。大草で2週間前爆釣があったとの情報を…

Loading

大磯海岸 旧吉田邸下で!!

井垣さんの25?!! 先日の釣り大会で好釣果を見た「葛川〜血洗川(旧吉田邸下)」に、昨日、今日と二日続きで行ってきた。 仲間共々、大小の元気良いキスが柔らかい竿先を震わせ、大会での不釣を払拭してくれた! 両日とも数に恵まれ、20センチ超級が2割を超えた。喰う距離は、何と1色からチカラ糸だった。我慢さえすれば5本バリにパーフェクトもあった。 大型も居り、近くで釣っていた方が28?級を仕留めたと聞いたが、隣り合わせた町田市の井垣さんが25センチ級をモノにした。 残念ながら小生の最大は23センチ…

Loading

小出川のハゼ終了か・・??

今季最後のハゼ! 今日は、茅ケ崎海岸の大キス爆釣を遠慮して、終盤を迎えた「ハゼ」の様子を見に行って見た。 早朝から約2時間、先日大きいのが釣れた小出川下流域の赤橋付近を丹念に釣ってみたが、大1尾、小4〜5尾のみだった。 深場に落ちたとも考えられ良く一緒する、北野さん、佐藤さん共々相模川本流を少し遡った深場を探ってみた。しかし、そこにはフグだけでハゼの姿は全く見えなかった。 川の水温はこのところの寒さでかなり冷え、今後さらに冷たくなることから、これからは益々ハゼは居ても口を使わなくなる筈だ・…

Loading

2024年5月
 12345
6789101112
13141516171819
20212223242526
2728293031  

アーカイブ