遠方に浮かぶ富士は、すでに白いコートをすっぽりと被り冬景色を迎えている。・・・そうした中、今、平塚海岸の何処かで、15〜23センチ級のシロギスが釣れ盛っている。・・・これは冬に向かってのシロギスの習性というか、落ち前の荒食いのようにも感じるのだが、或いは、温暖化が影響しての遅れ現象なのか?・・は、正直言って分からない。 小生のホームグランドであるビーチセンター下のテトラ群周辺は波が穏やかで、小春日和に恵まれたこの2〜3日、まるでシーズン本番のような勢いで釣れている。 また、扇の松下、花水川寄りの放送塔下付近でも同じように釣れていると聞く。・・・が、海岸の一帯何処でも喰うと言うわけでも無さそう。自らが歩き、ポイントを足で見つけることが投げ釣りのセオリーでもある。 因みに、昨1日は、午前中の4時間ほどで釣友の金子さんと小生が30尾台。・・その半数近くが20センチ級のヒネだった。 今日2日も、同じく、金子さん小生ともに30尾台だった。ただ、小生はヒネが全く入らず、逆に15センチ級が半数近かった。・・何故かは分からないが、良くあることでもある。 一番楽しんだのは、過日北陸遠征でクーラーをお代りした下島伸一さん。最初に入った場所から一歩も動かず、正面の75メートル付近の、そこだけを攻めて40尾を超えたのである。型も半数がヒネであった。・・不確かではあるが、ベテランの域に達した江川孝雄さんも20数尾は釣ったろう。 さて、釣れた条件は?と言うと、距離は4色以内。正確には、昨日が3色半、今日が2色半といった距離である。正に、チョイ投げの距離である。 エサは、青イソメが最も良く、岩イソメ、ジャリメの順だった。喰いは浅かったり飲み込まれたりしたが、どちらかと言えば5号程度の小バリの方が良かった。 さらに、サオは、なるべく穂先の軟らかい振り出しサオなどが良いようである。 また、喰うポイントは狭いが、連釣りを期待するなら1尾でもアタリが入れば、そこをじっくりとサビキながら集中的に攻めることだ。 オモリは重めにすること、ハリ数を少し増やすこと、エサは大きく付けるこ。、・・など等、いろいろと工夫もしたい。また、「大きなエサには大物が掛かる確率が高い」ことなども思い起こしてやっている・・。 昨日も今日も、海水温は19度台である。明日は夕刻から雨が降りそうだが、穏やかで波気さえ出なければ、マダマダ当分の間は期待できそうである。・・水温に注意し、少しでも下がったと見れば、「岩イソメ」が特エサになるかもしれない。