平塚海岸 美しい砂浜を土石で埋め立て−7

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 長い文だが、我慢してお読み頂ければ幸いである。 いまここに、県土整備局から届いた回答が2通ある。いずれも求めた「ドロ問題」の解決には程遠いものである。 小生が求めた先は環境保護や保全の元締めである神奈川県環境農政部であったのだが、直接事業を担当する県土整備局に送られたのである。 当然、事業局においては環境面を十分意識して事業を行うから、と言うのが理由であろう。しかし、それでは問題が当事者の範疇でしか捉えられない。もっと幅広い環境問題として捉え、この対応策を再検討して欲しかったのである。 回答で明らかなように、県は「石」が問題であり、その「石」を取り除くことのみを目標とした工事を行っている。何度も何度も言うが、問題は「ドロ」の存在である。大雨や大波で流れ出し、眞砂浜を汚し、海を濁らせ、同時に海浜動植物を死滅させる。その事業は「養浜」から逸脱した「ドロのまき散らし」による「埋立て」に他ならないだ。 「ドロ」は川からも流れ出す。しかし、それは自然の摂理に従って解決されていく。人為により環境悪化をもたらすことは、非常時でもない限り許されるものではない。2通の回答文は以下のとおりである。 果たしてこれが納得できるであろうか?・・疑問を残しならも、これで最後の章としたいと考えていたのだが・・?。平成24年4月10日付け回答 日ごろから県行政の推進にご理解とご協力をいただき、厚くお礼申し上げます。 お問い合わせいただきました平塚海岸の養浜については、養浜材として不適切な玉石が混入していたため、現在、平塚土木事務所の指示により除去作業を行っています。 今後、このようなことが生じないようにするため、養浜材については事前に十分調査、選定するよう、当課から、沿岸各土木事務所に注意喚起いたします。 参考までに、今回回答いたしました内容につきましては、県土整備局河川下水道部砂防海岸課なぎさ整備グループ佐藤、曽根田(電話045-210-6514)、また、現地の作業につきましては、平塚土木事務所河川砂防第一課宮田、河川砂防第二課福田(電話0463-22-2711)が、担当しておりますことを申し添えます。       神奈川県県土整備局河川下水道部砂防海岸課長 小内 薫これに対する小生からのメールである。 砂防海岸課長 小内 薫 様 返信いただきありがとうございました。 何故か、あなた方は玉石、とか石の存在を問題視していますが、それはそれとして問題があり処置をいただかねばなりません。しかし、下記のブログにも書きましたが、問題は「ドロ」です。 玉石は、基礎部分にでも、砂中深く埋め込んだり、あるいは海洋投棄しても何ら問題は無いでしょう。問題は「ドロ」の処理です。いまだに現場では、あれは「砂」であると言い張っているようですが、明らかに「ドロ」です。 大雨で、大波で海に流れだし、渚にドロの層を作り、海を茶色に汚濁します。多くの海浜生物に害を及ぼします。自然環境の保護に力を入れている県政、それを担う現場を持つ貴課として一体何を考えているのでしょうか。石ころを取り除き、残った「ドロ」を如何に処理するかが、今の県が行うべき対応です。  ともかく、小内課長さん自ら視察され、現認され適切な処理をすることを強く要請いたします。 この件については、必ず返信いただけることを要請いたします。適切なお答えを戴けない場合は、頂いた返信メール等をすべてブログで公開することをお伝えしておきます。よろしくお願い申し上げます。  高見澤 佑介平成24年4月16日付け回答 日ごろから県行政の推進にご理解とご協力をいただき、厚くお礼申し上げます。 お問い合わせいただきました平塚海岸の養浜工事については、土砂の分別等の対応に不十分な点があり、海岸へ訪れる皆様にはご迷惑をお掛けしておりますが、是正措置を講じておりますので、ご理解たまわりますようお願い申し上げます。 平塚海岸は、相模川や金目川の流出土砂によって形づくられてきました。しかしながら、ダムの建設等で流出土砂が減り、近年、侵食されるようになっています。  そこで、継続的な養浜に取り組むこととしており、今回の工事では、本来洪水時に自然に供給されていた金目川の土砂を用いて試験的に養浜を行いました。 茅ヶ崎海岸で相模湖の浚渫土砂などを用いて行っている年約3万m3の養浜と比較すると、今回の養浜量は1/10以下ではありますが、人為的に行っておりますので、高波により養浜材が海浜へ供給される状況については、今後、茅ヶ崎海岸と同様、養浜材(特に細粒分)による海浜の粒度構成の変化などを追跡調査し、これからの養浜材としての活用に向け、検討データとして収集してまいります。 参考までに、今回回答いたしました内容につきましては、県土整備局河川下水道部砂防海岸課なぎさ整備グループ佐藤、曽根田(電話045-210-6514)、また、現地の作業につきましては、平塚土木事務所河川砂防第一課宮田、河川砂防第二課福田(電話0463-22-2711)が、担当しておりますことを申し添えます。       神奈川県県土整備局河川下水道部 砂防海岸課長 小内 薫 もう一つ、平塚市からも回答があった。具体的な、問題を提起したにもかかわらず的を得ない回答で、市民の立場や市域の環境問題などを十分に意識していないものと受け止めざるを得ない。この時点では既にゴロタ石の撤去作業はすすみ、現在も依然として「ドロ」の存在がある。回答にある「今後、県に要望、協議を行い」を疑問視しつつも、解決に向けた努力を期待している。平成24年4月19日付け回答 日ごろ市政に御協力いただきましてありがとうございます。あなたからお寄せいただきましたことについて、次のとおりお答えします。 海岸の土砂による整備について(回答) 平塚海岸の砂浜は、近年近隣河川からの土砂供給量減少や、台風等の高波により侵食傾向が現れています。このような状況のなか、海岸侵食対策として海岸管理者である神奈川県により養浜事業が実施されています。 また当市としても、これまで国、県に対し、平塚海岸の養浜事業について要望を行っているところです。お問合せの件についても今後、県に要望、協議を行い、安全で市民に親しまれる海岸に向けた活動を推進してまいります。(事務担当はみどり公園・水辺課水辺・海浜担当)                 平塚市長  落合 克宏 小生としては、この問題をこれ以上追及するには、残念ながら一人で対応することに限界を感じている。今後は大雨が降り、大波によって穢れが明らかになるとき、その時々にこの空しさを感じるだろう。また、追求を諦めてしまったことを悔いるに違いない。そんなことまで意識しながら、ここら辺で元の投げ釣りの方に戻っていきたいと思っている。

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