沖縄釣行から戻ってその翌日、「磯・投げ情報」の取材協力で南伊豆妻良の新提に行って来た。同行者は、ホームページ「釣りにお出かけ」でお馴染みの「沢辺さん」ご夫妻。メーンは、この二人が「ジャンボギスを釣る」・・といった想定だ。しかし、持ち帰った沖縄産の島ミミズの効果も見られず、小ギスさえ姿を見せてはくれなかった。
・・この残念記は、市岡記者の手腕によって、本日発売の「磯・投げ情報」に小生の沖縄訪問記と併せて掲載されている筈だが??
以来、竿を出したのは平塚海岸で2回だけ。ともにシロギスの顔を見ることは出来ずで、どうやら確実に釣季は閉鎖状況にある。同時に、いま鱚介工房も休眠状況下にある。
ならばと、来季に向けた「仕掛け」作りを始めることにした。・・・先ずは、枝ハリスを結ぶ。
ほぼ1週間、間を見ながら今日まで約3000本を結び終えた。
小生は、それこそ50数年まえの昔からハリの原点的な姿をした「はりよし」製の「東京アブミ」を使っている。これまで色々なハリを使ってはいるが、どうしても・・このハリに戻ってしまう。
釣りバリほど、釣り人にとって好き嫌いの激しいものは無いかもしれない。長い経験から言うのだが、ハリ選びでは「吸い込みがよく、ハリ掛りが良いこと」は当然だが、もう一つ大事なことがある。それは「使い易く、安心感を持って使えるような、自分に一番見合ったハリを探し持つことだ。」と思う。
3000本と言うと、確かに、かなり多いように感じる方も居る。しかし、分けて考えると決して多くは無い。ちなみに、今回はこの東京アブミの3号から8号までの6種類を各500本づつ結んだだけである。また、この500本のハリを仕掛けとしてセットすると、平均5本バリとしても、たった100セットでしかない。
その仕掛けも、エダス間隔を変えたり、幹イトの太さを変えたりすれば数は限られる。さらに、100セットと言っても、1回の釣行で10セット消費したとすれば、たった10回分でしかない。
確かに、全てのハリを仕掛けにすると600セットとはなる。しかし、ダイワ精工のテスターである「高橋明彦さん」は常時300種類、2000セットを持つと言うから驚き、・・・その足元にも及ばない。
明日からは、いよいよ2本〜12,3本バリまで、各地の釣り場やシロギスの姿を思い馳せながら、1セット毎に丁寧に作って行こうと思う。
沢山作る場合の注意はただ一つ、手を良く洗い、乾いた手先でラインを結んで行くことだ。・・・長期間、ハリ先を錆びさせないために・・・。
エダス(枝ハリス)・・3000本!!
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執筆者:高澤鱚介