久々に、ホームグランドの平塚海岸で投げてきた。実は昨日、釣友の土井さんがテトラ左側で一人投げていた。彼曰く「最悪の季節ではあるが、もしかしたら初物の顔が見えるかも知れないし、誰かが釣らないとシーズンが始まらない。」と言う。・・・確かにその通りだ。・・・そして暫らくの後だった、我慢の一投に20センチクラスが釣れてきたのである。・・少し暖かい潮が差して来たのかも知れませんね!!・・と彼は言う。
相模湾の水温は、近時ずっと12〜13度の冷水界を行き来しており、こんな時浅場にはシロギスは居ないと言うのが定説。・・で、あるからこそ、その1尾の姿を見たときは何とも嬉しかった。
・・午後、早速エサのジャリメを買いに行ってきた。そして今日、大いに期待をこめて出かけたのである。
昨日と違って寒く曇り空だが、相模湾は至って穏やか。だが人影は少なく、広い海岸に投げている姿は皆無であった。
昨日、釣友が釣った同じ場所に座を置き、支度にかかる。小さめの東京アブミ5号5本バリ仕掛けで、遠投、待ち釣りをしてみようと思うのであった。そして、エサを小さくハリ一杯に付け、テトラを超えた左ギリギリの6色に投げてみた。
暫らく後、ヤジロベイに置いた竿先が、何となく揺れるのを感じる。・・・低水温下ではエサを咥えたシロギスは暴れない。明確なアタリを感じさせないのである。糸フケを取って、軽くサビいてそのまま置く。・・波も無く風も無い状態の中、竿先だけに違和感を持った微かな揺れがある。・・・やはり、付いているか?・・疑問を感じながら、大きくしごいてみた。重い!・・何やら付いていることは確かだ。・・フグかも知れないが・・。やがて、波間を割って現れた姿は、正にシロギスだった。おまけにもう1尾付いていた。
様子見で来ていた釣友の磯崎さんも、これにはビックリ!!
喜びは、昨日に勝るもの!!・・土井さんお許しを!!・・まあ、そんなこんなで初物を持って、記念の写真を撮ってもらったのである。
・・なお、その後、1尾を追加し、満足しながら今日を仕舞うことができたのである。
帰宅し今日の水温を検証したのだが、相模湾は相変わらず13度台である。なお小生は、過去に13度台が14度を超えた時点で、たったの1尾だけだったが釣った記憶がある。・・今日の13度台で3尾も釣れたのは、恐らく自分の記録である。
・・多分、天候さえ良ければ小生は、今日をスタートに、日々、ここ平塚海岸に通うことになるだろう。その都度とは約束できないが、今年も投げ釣り情報を書いて行きたいと思う。
平塚海岸 初物ゲット!
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執筆者:高澤鱚介