今日は釣れない予告をしたものの、或いは?の期待を抱き行って来た。・・・しかし、やはり現況は厳しく、数人の釣り人がパラパラとピンギスを仕留める程度だった。結局、小生はサオを繋ぎもせず、エサのジャリメを洗って引き上げてきた。
ところで、今日は童心に帰って砂ガニと戯れようと、小バリ仕掛けを持参した。釣友佐藤正美さんの子息優太君を誘って、さっそく砂穴に仕掛けを落とし込み、釣り?開始!!
ハリは、0.4号ハリスに結ばれた秋田狐の2号。手長えびを釣る仕掛けだ。これに、ジャリメを小さく付け、針先を出す。手長えびなら口にハリ掛りさせるのだが、砂ガニは口というより、針先で体を引っ掛けるのだ。
外に這い出たカニは臆病だが、穴の中にいる時はかなり大胆。エサを落とし込むと、直ぐに穴深くに引っ張り込もうとする。・・かなり強いアタリ?であるが、これがなかなかハリ掛りしない。引っかかっても砂穴の壁に足を突っ張るのだろう、引きずり出すには技が必要だった。また、外れたときには、エサを追いかけて入り口まで顔を出す。
この日の釣果は??・・数尾!・・としておこう。・・とても興味深く、楽しいひと時だった。
こうした自然との戯れは今は無いに等しい。だが、バカバカしくも、こうした身近な遊びを知った大人が子供たちを誘えば、必ず満面の笑みを見せてくれるに違いない。
生物写真家の久保秀一さんから、こんなメールが届いていました。
「砂がに」の記事を拝見しました。平塚にはずいぶん居ますねぇ。
昔は湘南の何処の砂浜でも見かけたカニですが、近年では見つけるのが難しくなっていました。
子供の頃は巣穴を見つけると乾いた白い砂を穴に流し込み、湿った砂にはっきりと見える白い砂をたどって手で掘り進むと、やがてモゾモゾと動くカニにたどり着く・・・そんな遊びを楽みました。
たまには主不在の空の巣穴を掘ることもあって皆で囃し立ててからかったものでした。
砂にまみれた笑顔を思い出します。
この遊び、方法は実に合理的なのですが一体いつごろ誰が始めたものなのでしょうね?
平塚海岸 やはり!!
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執筆者:高澤鱚介