遥か南方を通過した台風8号、通過中の9号と新たに発生した熱低の影響で、昨日から海岸には大波が寄せている。
かなりの波があってもテトラ前であれば釣りは可能だが、今はとても無理だ。台風や熱低の動き次第で、今後どう収まるのかは分らない。恐らく、小生にとってここ数日は釣りが休めそうである。
以前は、台風は南から近づき、かなり本土に接近してから波も風も押し寄せた。特に、波は北緯20度線を越えた頃から時化始め、波間に泡が出来、その後に大波が押し寄せた。
しかし、最近の台風は、南方海上を東から西に進み、波は東から直線的に岸辺に差してくる。海岸の施設も多くは南からの攻めに備えた整備が行われていたようである。しかし、各地の沿岸施設の最近の被害を見ると、備えの緩い部分に新たに大きな被害を生じている。昔は無かったことだと地元の長老たちの声も聞く。
大きな意味で、地球環境、気候の温暖化などの変化が及ぼしているのではないか。・・と、素人考えをしているのだが・・。
話は変わる。・・写真は、平塚ビーチパークの一角に貼られた注意書き!! 内容は、ルアーをやる釣り人が、海水浴場の範囲を示すブイにルアーを引っ掛け、複数のハリが付いたルアーを残していった。そして、この残されたルアーに海水浴客が触れ、刺さってしまい大騒ぎになったのだ。
昔、下田海岸の直ぐ沖合いにある岩に女性がしがみつき、大声で助けを呼ぶ姿を見たことがある。メジナやクロダイの大きなハリが根に絡んだまま残されていたのだ。事情を知った仲間がラインをハサミで切って助けたが、深く食い込んだハリの周りの皮膚は瘤状に固まっており、それを抜くには医者に行くしかなかった。
確かに、根廻りやブイ廻りには魚が集まるから気持ちは分る。でも、こうしたことが起きるたびに、全ての釣り人が非難の的になってしまう。幸いにして、投げ釣りのハリは小さく危険度は下がるが、長い仕掛けの多点バリを残すことは危険だし、投げるオモリは弾丸である。
海水浴時間外の釣りだから良いと云う方も居られようが、釣りハリやオモリは、人にとって危険物でもある。注意書きを見て、自分は投げ釣りだから、これは他人事!・・ではなく、釣り人全てが常に安全を忘れずに行動して欲しいものだ。
なお、海水浴場のレスキュー隊員から、「もし、ルアーが引っかかったり切れてしまったときは、そのことを必ず知らせて欲しい。」との伝言を聞いてきた。
平塚海岸9 大荒れ!!
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執筆者:高澤鱚介