何故このような事を書くのか・・・。それは、単に一人の釣り人として、平塚海岸の美しい環境をこよなく愛し、楽しく釣りをしたいからである。
だから、人為による環境破壊が、例え公共事業として行う場合でも、最大限の注意力と備えを持って対応していただきたいのである。
それによって、私自身も残る生涯を「自然相手の釣り」にいそしむことができ、永代に渡る多くの釣り人に対して、釣りを楽しめる環境を残したいからに他ならない。
実はある市議から、「詳細には分からないが、あれは花水川で浚渫された土砂で“仮置き”されているようだ。」との情報が寄せられた。・・で、あれば、今はまだ工事中といえるのかもしれない。
しかし、だからと言って、そうした土石の仮置きであれば「許される」と云ったものでは決してない。たとえ「仮置き」であったとしても、そこは国有地であり、国の許認可を得ている筈。一体、どういった条件が付されているのだろうか?
普通、この種の土石の仮置き工事等では、先ずその敷地に防水シートを敷き、一定の安全基準に沿って積み込み、最後に雨対策として防水シートで覆う。更に、周りには側溝を設け沈殿槽を作って、汚濁水の流出を防ぐ工事が施される。
また、工事に対する説明会(あったのかもしれないが?・・)をはじめ、現場への説明看板、安全柵、立ち入り禁止札などが置かれる筈である。
しかし、こうしたものは一切無いし、上部から子供や老人が覗き込み落っこちれば怪我をするに違いない。
少し話は変わるが、以前、すぐ近くの桃浜町の海岸にドロ混じりの砂が、今のような形状に置かれたことがあった。その折、地元の方から「仮置き」であると聞いたことがある。 その後、その「仮置き」の土砂は取り除かれることはなく、風雨にさらされ、大波に削られ海を濁らせていった。
こうしたことを考えると、その時以上にひどい状態の泥土とゴロタ石の混じった「仮置き」が、同じように既成化されるのではないかと心配せずには居られない。
今、天気予報は、午後には強めの雨が降ると伝えている。一刻も早く、泥水が海に流れ込まないよう、また、安全策を講じてもらいたいものだ。
平塚海岸 美しい砂浜を土石で埋め立て−2
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執筆者:高澤鱚介