8月1日、石川県能登半島の曽々木海岸で久しぶりの大漁に恵まれた。大、中、小が混ざって、何処で投げても、遠くでも近くでも釣れ盛った。
2日のかほく市のシロギス投げ釣り大会に行って見ようと釣友の和田満雄さん、和田春雄さんと3人で出かけたのだが、遠浅である「かほく海岸(約1.6キロ)」は真夏の熱さなのだろうか、シロギスは遠ざかり、数は極端に減り、型も小さくなってしまっていた。
そんなことで、大会前日の1日はかほく海岸から離れ、ノンビリと千里浜ドライブウエーを走り、途中竿を出してみた。確かにキスは居るのだが、数は少なく釣れてくるのは小鯛ばかりであった。
暫くして釣りを止め、昨年晩秋に行った能登半島先端近くの曽々木大川海岸を思い出し、ならばとそこを目指すことにした。
羽咋から、のと里山海道に乗り、山道から富山湾側の七尾湾を見ながら、さらに山を越え輪島に入り、千枚田を通り過ぎ、半島先端に向かう。
そこまで約2時間を要したが、曽々木の集落に入る少し手前で穏やかで水が澄み少し深みのある、如何にもキスが釣れそうな海岸が目に飛び込んできた。
直ぐ先ではあったが、曽々木の大川海岸まで行くことも無い。・・そこで竿を出したのである。
・・・釣れる!・・何処に投げても5本バリに全部付いてくる。エサはジャリメでも東京スナメでも変わりない。小生は「塩東京スナメ」(チロリの塩漬け)を多用した。針先にエサが残って居れば、それで十分釣れるのである。
遊びだから・・途中、8本バリに換え、暫し、数と大中小のアタリを聞き分けながら、ゆったりと面白く、楽しむことが出来た。
そこに2時間は居なかったと思う。・・これ以上釣ったらクーラーに入らないし、後の処理にも困る・・。そんなことで早々に竿をたたんだが、その数は、皆、束に近かったと思う。
そこで釣り残してきたキス(??)は更に育ち、秋には大きくなって再び竿先を絞ってくれよう?? そんな勝手なことを囁きながら、秋深まった頃に再び訪れることを誓ってこの日を終えた。
今回のかほく釣行は2泊したが、地元の釣友石田匠さんが手配してくれた料理民宿「やまじゅう」での料理は凄かった。調理の種類が多く、味付けも良し、兎も角、差し入れ料理もかさなって、最後の方にはついに満腹でダウン・・。
小生の記念誌に残る経験をさせて頂いた。晩秋には、違った魚料理の味を求めて、是非、訪れてみたいと思っている。
かほく市のシロギス大会は、約160人が参加した賑やかなもので、別名「ブドウ大会」と呼ばれ、名産のブドウが参加賞として全員に配られる。
2年前に飛び込みで参加させてもらい、シニアの部で優勝させてもらったが、今回は全く釣れず、僅か100グラムに満たない貧果で撃沈。仲間の和田さんは良いところまで行ったのだが、残念ながら10位以内には入れず、皆、ブドウのお土産を頂いて解散した。
浅瀬のキスの居どころは限られる。我が隊はそうした場所を知らないし、若者のように遠くまでは歩いては探せない。でも、ここに参加し、賑わいの1人に加わるだけでも結構楽しいものである。
また、今回の遠征では、鱚介オリジナル工房の何人かの顧客様にも出会うことが出来たが、その方たちが皆、すごい熱心な釣り人であったことを知り、もっともっと良い商品造りに励まなければならないと強く教えれたのであった。
帰りは途中まで吉野海洋君の案内で、富山から東海北陸道経由で一宮IC〜新東名を経由して帰宅した。
能登半島・曽々木海岸で!
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執筆者:高澤鱚介