投げでのキスが釣れない中、週1で、伊東市の川奈堤防でカマスのウキ釣りをしている。・・・初心者として、多くのことを地元ベテラン氏に教わる中、最近6回目で、やっと一人前になってきたように感じて居る。
残った課題はハリであった。カマスのハリは何種類もあり、色々使ったのだが、どれもしっくりこなかった。迷った中、3回目の頃だったか、老舗:釣鈎メーカー「はりよし」さんから戴いた「ウエーブラインの14号」がある事を思い出し、使ってみた。
このハリは胴付流線型で、平打ちされた面にはキラキラ加工がされている。白銀色と金色の2種類があり、大物魚種で人気上昇中のハリだと聞かされていた。
・・で、その結果は、良好!!だった。・・ただ、14号では少し小さいのか、バラシが多いように感じられた。・・・ので、早速、はりよしさんに連絡を取り、17号の一番大きいのを注文していた。
・・それが数日前に届き、早速仕掛けを作り、昨日釣行したのである。
実は、川奈のカマスは11月頃から喰い始め、今は既に終盤に入っているとのこと。確かに4日前の27日に来たときは4人で3尾の貧果。・・小生はボーズだった。実は今日は3人で来たのだが、共に、直前の釣行で不釣だったためのリベンジなのだ。
暗いうちに釣り場に入り、和田明雄さんから貰ったケミホタルをウキに付け、釣りを開始した。・・・ウキに動きは無い、波間に流されるだけであった・・。
それでも、やっと釣れたのは午前7時を過ぎた頃だった。小さな群れなのだろう、2尾連続で確保したが後が続かない。・・・隣の徳永敏さんは1尾ゲット・・。でも周りは誰も釣れないし、地元の連中はさっさと帰って行く・・・。
以前、地元の古老から「カマスは、エサのトウゴロウ・イワシが居る時は海面まで出てくるが、居なくなると海底近くに潜ってしまっている。」と聞いたことがある。
それを思い出し、底の根に掛っても仕方ないと思いつつ、思い切り、大きく三ひろ(5メートル)に取ってみた。通常、ここでは二ひろ(3メートル)が標準のようだ。 恐らく海底ギリギリの深さだと思う。
来ました!・・・来ましたね〜!! 正直言ってしまうのだが、仲間3人並んだ真ん中でただ一人、連続7尾を釣ってしまったのである。仲間も、周りも誰も釣れない中で、一瞬神がかり?的に釣れたのだ!!
カマスだけでは無いだろう、喰う、喰わないはウキ下長で決まると聞く。・・これに倣って、二人とも同じ長さにウキ下を取ったのだが・・・、残念ながらダメだった。
思うに、これは「ハリの違い」なのか?そう思わざるを得なかった。
朝方の2尾を釣った時は「白銀色のハリ」だった。・・が、大きなアタリでハリスを切られてしまった。そして、この7連荘で使ったのは「金色のハリ」だった。
このハリは、流線型をしているので、エサの「キビナゴ」を付けるにふさわしい形で、キビナゴが真っ直ぐに付く。また、矢張りキラキラ効果で魚を誘うこと、さらに、大き目のハリだから、ハリ先かエサから大きく吐出し、ハリ掛りが良いこと・・。こんな効果を感じるのだった。ただ、ハリ色は白銀色でも金色でも差は無さそうだが、これだけでは分らない。
小さなキスのハリであっても、ハリの色によって差が付く場合がある。ここでは、大きなハリだからより一層効果が発揮されたのかもしれない。しかし場合によっては、全く逆という事もあり得る筈。3月5日に7回目の挑戦を挑むつもりだから、この効果を改めて確かめたいと思って居る。
カマスのハリは、ウエーブライン17号!!
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執筆者:高澤鱚介