6時少し過ぎに海岸へ・・・。テトラ前には、数人のキス狙いとルアーマンが居た。
仲間の二人、未だキスは釣れてないとのこと・・。支度し投げてみたが、確かにアタリは無い。2〜3投して、思い切りテトラを避けた東側、背後にあるビーチバレーコートの下に移動・・。ここでは遠近投げてみたが、エサも無くならない。・・数投して諦めた。
再び、テトラ前に移動したが、アタッたのはフグのみ。そのころ、漁港方面から歩いてきた三人連れの親子が、テトラを外れた付近に座を取り支度をし始めた。
チョイ投げの道具から見て、そこでは無理・・。余計なことかも知れなかったが、傍に行き、テトラ前に行った方が良いことを告げる・・。
「未だ素人で人に迷惑をかけるから・・」と言っていたが、ここに来る釣り人は地元の人が多く、皆、親切だから遠慮することはない! 分からないことがあれば教えてもらえばよい!と話す。・・そんなことで、親子はテトラ前中央付近に移動した。
さて、そんな余計かも知れないことをしながらも、今日釣った魚は彼らに上げようと少し真剣に釣ったのだ・・。だが、やはり何をしてもダメだった。
仲間に、今日の釣果は彼らに上げてね!と触れ回り、皆、快く応じてくれ、小さかったが、それまで釣った5,6尾を上げていた・・。
・・・今の季節、一人が2,3尾であっても、集めると結構な数になる。小生のこれまでの写真の多くはそうしたものである。
少年の仕掛けを見て、驚いた。多分、投げのキス釣りを知らない釣具屋の勧めで買ってきたのだろう。
仕掛けは太く、短く、ハリは流せんの8号くらい・・。これにジャリメの一匹掛けで釣っていた。東京湾で船で釣るキスなら、これでも釣れそうだが、ここでは、小生であってもこれで釣るのは至難である。
どこから来たのかを訪ねると、東京大田区から来た、木下さんと言う親子さん・・。お父さんは羽田周辺での釣りはしているらしいが、キス専門に釣ったことは無さそう・・。
またまた余計な思いが頭を過ぎる!
三人分の仕掛けを用意し進呈した。使っているチョイ投げ竿を考慮し、仕掛けは1メートルくらいに仕上げ、ハリは鱚介アブミの5号、2本バリとした。ついでに、無限仕掛けを1巻進呈した。
傍を離れ、三人の釣る姿を見ていたが、どうやら彼らの投げられる距離にキスは居なそう・・。小生は8時半ごろ所用があり竿をたたんだが、それまでの間、残念ながら彼らがキスを手にした様子はなかった。
帰り際、これからはキスが本格的に釣れるようになる、なるべく朝早く起きて、また来てくださいね!と、声をかけ帰路に就いたが、今日来られた少年の一人でも良い、投げ釣りに興味を抱き、生涯の趣味としてくれたらなぁ〜と思うのだった・・・。
因みに、小生の今日の釣果は0尾だった!!
平塚海岸ー8
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執筆者:高澤鱚介