久しぶりの書き込みとなってしまった。超遠投の世界では釣れているとの情報はあったのだが、その飛距離に自信はなく、連日続く寒さも手伝って行きそびれていた。 それに、鱚介工房からの新製品、鱚介の仕掛け巻き「有限100掛け」と鱚介テンビン「真打ち」シリーズ4番目の「真打ち−黄」への対応に忙しかったためである。 ちなみに「真打ち‐黄」は、軸・アーム径が1.2ミリのシリーズ最強で、キス以外にも、サーフから狙うカレイとかアイナメ、イシモチやスズキ、ヒラメなどにも対応できる言わば「万能テンビン」を意識して製作したものである。 既にHP、宮嶋屋釣具店でも扱っているからお試しを!! さて、釣りの方だが、13日に、静岡県焼津市の石津浜に村越正海さんと行ってきた。狙いは投げのアマダイ。 夜明けから昼まで頑張ってみたが、小生にはキタマクラのみ。・・村越さんが「らしきもの」を掛け、時間をかけてやり取りしていたが、4色付近に広がるゴロタ石に阻まれラインブレーク。 結局、目的はかなわなかったが、静岡の有名キャスター古巻さん親子が紹介した、その「投げアマダイ」釣りは、新しい投げ釣りの世界に加わるものであり、何時か1尾でも良いからゲットしてみたいと思っている。 その日の午後、キスが釣れているとの情報をもとに、東伊豆の伊東に行ってみた。そこでは小生が2尾、村越さんが3尾と型は中っパだったが、小気味よいアタリを味わうことが出来た。ここでは波や風が弱まれば、船道を狙って良く釣れる。残りのキスか、シーズンインに向いたキスなのかは定かではないが、キスの顔を見たい方は行ってみてはどうだろうか。 そして昨日、行きつけの奄美酒房「水連洞」と飲み仲間でつくる「釣道を語る会」共催で、平塚港庄三郎丸の仕立船による「キス釣り放題会」を行った。 参加者21名が乗る12号船(府川勝船長)は寒空の中、午前7時30分に出船・・。この日は特別寒く湘南大橋の温度計は−4度だったそうで、胴ノ間の日陰に坐した者は皆、その寒さに耐えながらの釣りだった。 最初は大磯沖1キロほどの40メートル立ちを狙ったが、食いが悪く、アタリも取りにくかったため、思い切って浅場の二宮沖に移動した。 岸からの近場を狙ったのは、投げ釣りでは、今でも200メートル超の遠投派には釣果がある事からヒントを得たのである。最初は15〜20メートル立ちを狙ったが、そこでの型は小ぶりが主体・・。良かったのは、岸から400〜500メートル沖の水深が24メートル付近。型も18〜20センチと良く、暫くぶりのアタリが堪能できた。 釣果は、久保秀一さんが大艫で釣った25尾がトップ。2位は、同じように艫で17尾を釣った宮本敏也さん。3位は村越正海さん、段家輝さん、そして小生の3人で、共に13尾であった。残念ながら釣果5尾以内が半数を占めてしまった。まあ、それだけ厳しい極寒の釣りだったのだ。 最近、小生は和竿で痛い目にあっている。しばらく和竿を封印し、この日は新しいダイワの「極鋭KISU MH160」を使ってみた。メタルトップで8:2調子の穂先に出る微妙なアタリが実に良く分かる。分かり過ぎての早合わせで4尾ほどバラしてしまった。・・凄い竿だ・・と感じ入ってしまった。・・これからが楽しみだ。 和竿を封印した小生に、トップ25尾の久保さんから、こんなメールが届いた。【昨日はオオドモに当たって、しかも船長がトモ流しにしてくれていたので、真面目に釣りました。終了直前に船長から「30ぐらい釣ったか?」と聞かれた時には少しヘコミましたが・・・・。まぁ、それでも最近の釣果としては良い方でしょう。ちなみに1位2位とも竿は汐よし作の和竿でしたよ!!】 今年は少し、船でのキス釣りを楽しみたいと思っている。この釣り会にご協力いただいた方、賞品を提供いただいた方に御礼申し上げます。 釣れなかった方、再チャレンジしたい方があれば、もう少し暖かくなった盛期に、もう一度やってみませんか?大きな声があれば改めて計画してみたいと思いますので・・・・。