外は、今年2回目の大雪が降っている。冬で稼ぎの少ない船宿は、2週続きの休日大雪で相当に参っているそうだ。 勿論、釣り人もそうなのだが・・。でも、雪は春の訪れを告げる大事なステージ、釣り人の方は、待つほどに釣行への期待は膨らむ。この間多くの方は、イメージトレーニングや仕掛け造りに精を出すのだろう。 投げ釣りの方と云えば、深場の国府津海岸辺りでもキスはすっかり影をひそめ、精々顔を見る程度だそうだ。 そんな今、我が仲間達は釣れないことを承知で、遠投に挑み、投げ練に汗をかきつつ春を待つ。 一方、鱚介工房では今、少し変わったウッドシンカーを試作している。 昨年は、発砲オモリを使って海底を自然の流れに乗せて釣る釣法が広がったが、これをウッドシンカーで、さらに発展できないかと考えたのである。 試作しているのはデルナーを改造した「ウッドガン・メタボ」で、ウッド部16センチの長いシンカーである。 特徴は、ウッド部はなるべく中空を広く削り取り、軽く浮きやすい構造にした事である。(ウッドの重さは15グラム弱=4匁=4号) もう一つは集魚効果があると言われる「アワビ・シート」を、ハチマキ状に貼ったことである。効果のほどは正直言って分からないが、「良い」と言われることは試してみたいのである。・・・特許???・・あったとして、抵触してしまうのかなぁ〜?? 今の段階で試釣してないので何とも言えないが、25、27、30号を風呂に浸けてみた所、かなりの浮き効果が見られたので、雪がやんだら海岸に出て投げてみたいと思っている。 まあ、何れにしてもシーズンを待って、これで多連釣りをやってみてから本格始動したいと思っている。 なお、試作は30本くらいを予定しており、これをお読みになって、是非試してみたいと仰る方が居れば、安価でお分けしたいとも考えている。 * 2/23 試作品は全て捌けてしまいました。本格発売は追って発表させていただきます。ありがとうございました。