フィッシング フェスティバル 無事終了

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 21日から23日まで、パシフィコ横浜で開かれたフィッシング・フェスティバルで、釣針の老舗「はりよし」ブースに於て、ハリの結び方、仕掛けの作り方などの実演指導をやってきた。 多くの釣友や鱚介工房のお客様から声をかけて戴いたことを、先ずは以て御礼を申し上げます。 感じたのは、簡単なハリの結び方や、チチ輪でエダスを結ぶ仕掛け造りを知らない方が、ベテランと思われる方でもかなり居られたのが意外だった。 釣りをやる方なら、ハリを自分で結ぶこと、仕掛けに仕上げることは当たり前だと考えてもいたが、どうも最近の方はそうではないらしい。聞くと、知ってます!と云いながらも、一つの外掛け結びだけしか知らなかったり、ハリス巻き器を使うと云った方もかなり居られるのだ。 実際に何十人かの方に教えたが、果たして家に帰ってから同じようにできたかは疑問である。しかし、熱心に何度も何度も繰り返し教わって、確実に自分のモノにした熱心な方も居た。 一方、今回の目玉であった新しい「鱚介アブミ」の評判だが、細軸軽量で針先の鋭さなどが評価され、かなり人気があることが分かった。気になっていた「焼き色」だが、特に青焼きに対する人気が絶大であることも分かった。  実はこの日、「はりよし」の86歳になる岸本規社長さんから聞いたのだが、秋田袖の青色を出すのは、現在においては線材と薬品の相性が悪く、昔日の光沢ある青色を出すのが至難なのだそうだ。  しかし、後継ぎであるお孫さんの若い岸本敬太君(26歳)は、何とか頑張りたい、また、最近流行の「ケームラ」についても、是非、早く完成させたいと張り切っていた。 もう一つ、新しい事実を知った。それは鱚介アブミの針先が鋭く刺さりが良いのは、針先をフッ素化学研磨処理(フッ素メッキやコーティング処理ではない。)していたからなのだった。あれほど刺さりが良い理由を、今知って驚いている。 このフェスティバルに、はりよしのフィールドテスターである吉野海洋さんが、富山からはるばる来てくれた。 彼は1月に茨城県水戸市で行われたJSCF新春スポーツキャスティング大会の5種に出場し、何と236、56mの日本新記録を出したと言う。 その勢いに乗ってか、ブースでは人一番活躍していただいた。おまけに、彼は中国語が堪能で、この日も訪れた中国人バイヤーとの通訳も務めるなど、「はりよし」さんからはすっかりあてにされていたようだ。 忙しく賑わいだ3日間は無事終了し、いよいよシーズンが明ける。明日からは少し気合を入れて、投げ錬で汗をかきたいと思っている。

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