西伊豆の春キス

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 久々に新緑の山を超えて、西伊豆に行ってきた。 小生の目的はもう一つ、新たに造っている形状記憶合金アームを付けた、ウッドガン・スリム(富士カイソーテンビンオモリのウッドシンカー)の実釣試験である。  同行者は何時も平塚海岸で投げ錬をやっている、釣友の和田満雄さんと原田耕一さん。 何時もより少し遅めの午前4時に原田車が迎えに来てくれ、熱海から熱函経由で、土肥〜仁科大浜に着いたのが午前7時少し前だった。  早速、原田さんには23号の10センチアーム、和田さんには12センチアームが付いたウッドガン・スリムを渡し、その使用感を掴んでくれるように依頼する。 浜は静かであったが、キスの入りは未だなよう。近場の3色以内で各自数尾を釣ったが後が続かず移動する。 次に入ったのは、松崎新港の西側堤防。ここでも数尾を釣ったが、ここでのお二人のテンビンに対する評価は好評なよう。・・・アタリが良く分かるし面白い。食いが浅いのに確実にハリ掛りしてくる。・・とのことだった。 釣果とテンビンの感触が一番つかめたのが、最後に行った宇久須海岸の小堤だった。  3色からチカラライトの範囲で各自数尾だったが、型は若干大きくなり、和田さんがこの日の最長21センチの大きなアタリを楽しんでいた。 結果は、各自20尾には届かなかったが、小生の求めたテンビン評価はかなりのモノだった。ただ、もう少し魚影が濃いところで試したかった!と云うのが率直な意見であった。  これまで何回か書いたが、アタリは「真打ち」のように直線的でなく、小生にとっては物足りなさもある。しかし、ハリが掛った部分が唇一枚と云った、微妙な掛りを何回も経験した。 もう少し明確な言い方をするならば、本来のテンビンならかすっただけで掛らなかったろうが、このしなやかなアームはそれを見逃さない。・・という事なのである。  また、掛った後魚が暴れても掛り外れは無く、安心して追い食いを待てるという事も実感できたのである。 新しいテンビンアームをもったこのウッドガンの良さは、兎も角、使って慣れてもらうことも大事な要素であろう。 最後に、完成に近づいたこの形状記憶合金付きのテンビンオモリの名称を考えねばならい。近々、造る商品の決定と併せて発表したいと考えて居るのだが・・・。・・・どなたか、良いネーミングはありませんかねぇ〜??? 

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