投げたウキが沈み込み、海面にポックン!と浮き上がる。そんな様子を思いながら名付けたのが「ぽっ君」である。 鱚介オリジナル工房が造ったウッド・シンカーを「ウッドガン」と云うが、そのウッドガンには「メタボ」と「スリム」、「タングステン」の3種類がある。 さらに分類すると幾つかの種類になるのだが、ウッド部分(ウッド・キャップ)のトップは全て先が尖がったもので通してきた。 実は、鱚介オリジナル工房には10数名の方にタックルアドバイザーをお願いしており、その中の一人、長らくシマノのテスターを務めていた「横山 武」さんからの提案を受けて作った「ウッド・キャップ」をこう呼んだのである。 何が特徴かと云うと、これまでのウッドガンは先端が鋭角で、引いた際にそれなりの角度を持って水面に浮上したが、その角度を鈍角にして、さらに浮き上がりを高めたのが「ぽっ君」なのである。 急浮上させる理由は、根越に投げた仕掛けが根に掛らないように急浮上させ、海面を引いてくるような釣り場に必要だからである。 通常の使い勝手では、これまでのモノと比べサビく際に重さを感じるが、アタリはこれまでのモノより可なり強めを感じることが出来ることも分かった。 この「ぽっ君」、新しい形状記憶合金アームを付けた「SMABS」のタングステンとスリムに採用した。全てケヤキ材での一品手造り、削り出しである。 工房の愛好者から、良いネーミングですね!・・・と云った嬉しいメールを頂いた。ずんぐりむっくりした可愛げのあるウッドガンに仕上がったと思う。 どうぞお見知りおきを!!