平塚海岸、最近不釣が続いており、ツ抜けするには相当頑張るしかない。 聞くところ、今頃は盛期に入る沖の船キスはさっぱりダメだと聞く。一船で4尾だったから、自分の釣った1尾は大きいと自慢している方に出会った! そんな状態だから、キスは居ないし、船キス大会は延期になったり、中止になったりしているとも聞いた。 こんな状態の中で、投げで釣れるのは、残された貴重なシロギスなのか? もし、この居付きのキスを釣りきってしまったらどうなる?・・沖から補給されるシロギスはもう居ない?・・だから、投げ釣りはもうできない? ・・つい、そんなつまらないことを考えてしまう。・・・でも、不安を感じるこの頃である。 さて、長く海岸に通っていると異変に遭遇することがままある。今朝は、波の寄せた後に大漁の赤い魚が打ち上げられていた。海岸を東西に散歩する釣友の磯崎さんの話では、ずっと浜全体に上がっていると言う。その数は数百尾、いや数千尾になるかもしれない。 これは恐らく、海水温の変化に耐えられなくなった南方の魚なのかもしれない。帰宅して魚図鑑で調べたが、これだと思っていた「キントキダイ」ではなさそう。尾の形が大きく異なっており、体高も無い。 良く似たのは、マツカサ類の中の「ツマリマツカサ」と云うヤツだが、これは和歌山方面の温かい海域の魚であり、これなら頷ける。・・だが、正確にそうだ!とは分からないままでいる。 長い釣り人生の中で、これは極まれな珍事、異常を感じる一つである。・・・もし、この魚の名を知った方がいたら教えてほしい。 そしてもう一つ、今日は5月16日、何とこの日、シーズン初のピンギスが釣れた!! 一昨年が8月25日、昨年が8月6日だったが、これでも早すぎるピンギスの出現時期である! それが何と、今年は3か月以上も早いお出まし、記録的なものである。 ピンギスが現れるのは全国まちまちで、今頃でも珍しくないと云う所もあるが、ここ湘南の平塚海岸では異常としか言えない。 先に、南風に乗ってカツオノエボシ(電気クラゲ)が打ち上げられたことを書いたが、これらも含めて皆、平塚海岸での珍事であり、正に温暖化を具体に語る現象だと言えるように思う。・・・海から感じ知る季節感が薄れてくるこの頃である!!・・・ところで、今日の釣果は? 今日は何故か、何時もの仲間の姿は無く、テトラ前を狙ったが、全くダメ・・。ならばと、波も静かでサーファーも居ない東側のマンション下を攻めて見た。 例年なら、5月に入れば1〜2色で大型が釣れる時期である。しかし、今年は波の状態が良くなく竿を出す気にはならない状態が続いていた。 狙ったのは、何時も離岸流が発生するマンション下だった。ジャリメの1匹付けで、サビきながら、3色付近で20センチクラスが3尾釣れた。 未だ大きな声で、釣れた!・・とは言えないが、明日からはもっと穏やかになる筈、少し早起きして行って見ようと思う!!