何時もの場所で、裏側が真っ白の「天然もの」のヒラメが釣れた! これが釣れる数投前、一度大きなアタリを感じたもののバレてしまった。・・ハリが伸びてしまったのだ。 その時は、大ギスだと思っていたのだが、多分、同じようなヒラメだったのだろう。 その後、キスがボチボチ釣れる中、4色付近で凄いアタリが・・!!ゆっくりと慎重に、暴れさせない速度で波口まで運んだものの、途中、何回も引き戻され、糸が切れないか、ハリが折れないかとハラハラはした。・・が、海底に貼りつかれることも無く、上手く、寄せ波に乗せ上げることが出来た。 仕掛けはフロロの1.2号で、長さは約3メートル。ハリスはホンテロンの1号だった。また、ハリは細地の鱚介アブミ6号だったが、しっかりとハリ掛りしていたことから、これだけの大物にも伸びることも折れることも無かった。・・鱚介アブミの良さを再評価できた一瞬でもあった。 恐らく、竿が27号の柔らかめ、テンビンは「L型異軸-剛力」で、上手く荷重のバランスが取れていたのだろう。 投げ釣りをしていると、時折、こうしたヒラメやマゴチが釣れることがある。先日もマゴチを釣ったが、正直言ってあまり嬉しいとは感じない。 何故なら、本命はキスであり、その他一切は外道なのだ。ただ一点だけ喜ばしいことがある。それは、シロギスの生息域に侵入した「天敵」を退治できたことである・・・。 ここに「天然もの」と書いたが、疑問を持たれる方が居られよう。実はヒラメは、かなりの量が栽培漁業で生産されたモノが放流されており、そうしたヒラメには裏の白地に黒いアザが出る。釣ったヒラメは真っ白で、それで天然ものと区別が出来たのである。 (余計なことだが、実は小生、公益財団法人:神奈川県栽培漁業協会の評議員を務めさせて頂いている。釣り人の一人でも多く、栽培漁業の大切さを知って頂ければ幸いである。)