鱚介オリジナル工房

「有限100掛け:パート?」を試作・・・!

投稿日:

画像(180x135)・拡大画像(480x360)

既製品と新製品案

 大き目の仕掛け巻き「有限100掛け・P?」」の試作が出来上がった。

 大きさは外径が97ミリで、既製の76ミリと比べ約20ミリ大きくなった。ピンの高さは共に30ミリ。センターピンに重ねられるハリ数は、約80〜90本程度である。
  使い勝手や保管等を考えると、まあ、この程度の大きさが適当かと考える・・・。

 P?の一番の目的は長めのエダスを巻けることにある。試作の結果は、既製の32ミリに対し40ミリと、約8ミリほど広げることが出来た。

 既製のモノは、2〜5号程度の小バリの多点仕掛けに適したものだったが、P?は軸長のハリに適し、特に、新しい「鱚介アブミ」を意識し企画したものである。

 そもそも、これは無限仕掛け用に造ったもので70〜80連針の仕掛けを巻くことが出来るが、3本バリ、5本バリ、7本バリといった、単独の完成仕掛けを巻くような機能も持っている。

 デザイン的には、この試作品では材質が若干柔らかく、木目がきつく穴ずれが出来るため、加工上の問題から不適と考え既製のブナ材にしたいと思っている。

 周辺のピンの径は2.5?で12本。センターピンは小針を考え径1.1?とした。また、軽量化と使い勝手を良くするため、本体に4個の指穴をあけたが、これでは実際には使いにくく、3個に減らすことにしている。

 また、既製のモノには蓋を付けたが、実釣時には邪魔となることが分かり、前回の反省に立って、付けることをやめることにした。さらに、この種の仕掛け巻にはケースが必需であり、軽量なステンレス製のストッカーに入れることにした。

 最大の問題は価格である。木工製品を手掛ける以上手が抜けない。仕掛け巻と云えど、かなりの芸術的センスを持った職人の手で削られる。・・・当然、手間賃は高くなる。・・・そして特注で造ったステンレスピンを打ち、太さの異なったセンターピンを打ち、糸止め部にはシリコンパイプを嵌めたピンをはめ込み、最後に、2度重ねのペイントをする。

 まあ、そんなことから、もし企業的な計算をすれば、とても釣りにはかなわない価格となってしまうだろう。・・・何とか、あらゆる努力をして、釣り道具として適した価格を見いだせねばならない。
 こんなことでも、一つの商品を作り出すまでの苦労が良く分かる。・・・でも、取り組んだ以上、それなりのものに仕上げなければならないし、せめて、自己満足を得られれば“それで良し”としなければならないだろう。
 一人でも多く完成を期待してくれる方があったら、それは小生にとっての慰めである。

 秋半ばには、完成品を紹介するようにしたいが・・・、興味ある方はお楽しみに!!

 

画像(180x135)・拡大画像(480x360)

仕掛けを巻いたモノ

画像(180x135)・拡大画像(480x360)

ストッカー付き・・


Loading





-鱚介オリジナル工房

執筆者:

関連記事

鱚介アブミ 購入専用サイト新設

 鱚介オリジナル工房と(株)はりよしがコラボで開発したキスの専用バリ、鱚介アブミの4号から6号までが、ほぼ出そろいました。 特徴は、これまでの関東アブミをベースに、細軸軽量で仕上げ、針先を化学研磨した刺さりの良いものとなりました。 種類は、5号、6号が茶焼き、黒焼き、青焼きの3色、4号ではケイムラが完成しております。 昨年より発売されたこの鱚介アブミは、これまで鱚介オリジナル工房が(株)はりよしさんから委託を受け販売してまいりましたが、この度、お客様からの強い要望もあって、新たに専用の通販…

Loading

ネットショップを開店しました

鱚介オリジナル工房は創業18年目を迎えています。自らが投げ釣りマンとして本物の釣り道具を造り多くの方にも使って頂きたいとの思いから、工房を立ち上げ、以来、実釣から得た知見をもとに研究を重ね、新しいアイ …

Loading

素晴らしや鱚介アブミの茶6号

今、来季用のハリを結んでいる。勿論、鱚介アブミだが、この針が完成するまでのことを考えると、よくぞここまで来たものかと感慨深い。 鱚介アブミの前身は「関東アブミ」、「東京アブミ」と言い、子供のころからキ …

Loading

「線径逆軸テンビン」使ってみたい!?

線径逆軸テンビン! 前回のブログに「逆径軸テンビン(仮称)」と云う新しいテンビンについて書いたのだが、読まれた方から直ぐに「いつ発売か?早く使ってみたい!」・・そんなメールを頂いてしまった。 このテンビンの機能等については、頭の中で色々と想像しながら考えることは出来るのだが、先ずは、試作を重ね、実釣を重ねて見ないと本当のことは分らない。・・と云った、そんな段階である。・・名称を付けるなら「線径逆軸」と、そのまま呼んだ方が良いかな?とも思っている。 ただ、既に関西方面の釣り人が実際に使って居…

Loading

ハリ抜き?ハリ外し?を造る

卓上ボール盤で! 相変わらずヒマである!! これまで使っていた自製のハリ抜きがもう底をついている。・・・で、新たに造らねばならないと思って居た「ハリ抜き」を10数本作って見た。材料は孟宗竹である。・・実は、数年前に木工所から入手した、肉厚で硬く、良く乾燥した30センチ長の竹材である。 これを15?ほどに切り、竹割りナイフで10ミリ幅に割り、穴をあけ、削って整えていく。 ・・・で、先ずは穴あけであるが、竹材とは言え、良く乾き、硬く締まったこれをキリやルーターでやるのでは正確に開けられないし作…

Loading

2026年3月
 1
2345678
9101112131415
16171819202122
23242526272829
3031  

アーカイブ