最近、[多肉植物]に少し気が向いている。住まいの近くに並ぶ家々の玄関付近に、多肉植物の小鉢が置いてある。買い物がてらに見られるちょっとした楽しみである。
昔、中学〜高校生の頃、町はずれに古い豪邸があり、そこは一名シャボテン屋敷と言われた。多くの趣味人が集まっており、小生も大人に混じって良く通ったものである。・・砂漠にしか見られないと聞く、サボテン類(多肉植物)に大いに興味を抱いていたのだ。
家の片隅に、一畳ほどの半地下式フレーム(ビニールハウス)を造り、確か、50種類くらい、鉢数にすると200個近くも育てていたと思う。・・まあ、やがては消滅してしまったが未だによく覚えている。
そのころを思い出しながら眺めるのであったが、ある日、ふと一軒の、塀にふさがれた一角に沢山の鉢や流木に植え付けられた多肉植物があるのを発見!!・・・そうか、近在に見るのは、ここから広がったに違いない!
ある日、女房と散歩中、立ち止まりそのお宅の塀内を覗いていると、ご亭主に見つかってしまった。・・熱く語り始め、昔の我が想い出は段々と膨らみ深みに嵌まっていく・・。
話はそれるが、実は半年ほど前から近くのスーパーで、月毎に各地から届く弁当の売り出しがあり、昔、山行きで通った上信越線・横川駅の「釜めし弁当」を見つけたのである。以来、そのたびに買ってくる。・・未だに懐かしく、美味しい!!
・・・で、残るのは器の「釜」である。これを鉢にして、多肉植物を植えたら面白いのではないか!・・・。でも、鉢として使うなら底に水抜き穴が無ければならない。多肉植物はジメジメした湿土は絶対ダメだから、穴を空けるのは絶対条件なのである。
・・最初の頃は苦労した!硬くて空けられない・・。 でも、知ってみれば簡単だった。DYDに、ちゃんと「磁器タイル用ドリル」が売られていたのだ。卓上ボール盤で、水を加えながら廻すと簡単に開いた。
ただし、幾ら底穴を空けたところで全体は磁器質、決してサボテン用には向かないだろう。
・・で、あれば、用土の配合比を調整し乾燥しやすく、水やりを加減すればよい。・・大体、多肉植物はほったらかしておいても元気でいるし、裏返して言えば、だからこそ自分でも育てられるだろうと思うのである。
・・そんなことで、今、写真のような、数個の多肉植物が育ちつつある。ただ、「名」は分からない。
NHK出版から「多肉植物パーフェクトブック」なるモノを取り寄せ見ているが、種類が多すぎて比べるのも面倒である。
いつまで続けられるかは分からないし、突っ込みだすと限りが無くなるのは分かっている。
・・で、そうであるから、これ以上の深入りはしないことにして、数も、一種一鉢に絞って楽しみたいと思っている。
新たな”趣味”が・・!!
投稿日:
執筆者:高澤鱚介