多くのベテランキャスターの間で、半ぶらテンビンオモリが使われている。L型テンビンオモリと違って、アタリが良く取れ、掛かりも良いようである。セパレートのテンビンを使うより、飛距離も伸びることなどが特徴である。
さて、これを自分で造ろうとすると可なり面倒で難しい。特に、オモリとテンビンの接続部分、そこに被せる収縮ゴムなど・・。組み合わせる順序を間違えると、さあ・・大変!!
最近、新しいスピードデルナーでこれを造ってみた。造るのは他のオモリより手が掛かるが、出来上がったこれを使ってみて驚いた。
一番の良い点は、サビキが実に軽いのである。アタリも明確に取れるのである。これぞ正に三角翼の効果であろう・・。一度使ったら他のオモリは使えない。・・自分でも信じられないくらい気に入ってしまった。
・・長い経験から、このスピードデルナーの半ぶらテンビンオモリがこれからの主流となることは間違いないと思う!!
実は、鱚介工房で造り、皆さんにも使って欲しいと思うのだが、残念ながら仕入れ先が廃業し、今、このS デルナーが手に入らない。
材料を当方に送って頂き造った先例はあり、これなら造れるのだが・・!! あるいは、交渉中の材料問屋との話が上手くまとまれば、可能となるのだが・・・。
*写真のアームは形状記憶合金の1.0㎜だが、ステンレスは0.7㎜~1.0㎜まで、形状記憶は0.8,1.0㎜を自由に選べる。