釣友・人物・恩人

新たなる釣友

投稿日:

画像(180x135)・拡大画像(480x360)

新旧の釣師!!

 最近、一人の青年が「本当の投げ釣りを憶えたい!鱚介先生、教えてください。」とメールや電話を入れてきた。
 そう言う彼は、いろいろと釣り雑誌等で勉強をしているらしく、先ずは、○○○の最新モデルのスピニングを買いたいとも云う。メールからも、しゃべり方からも素直な青年であると分かったが、やはり顔を合わせないと・・・。そして、行きつけの小田原酒匂の宮島屋釣具店で落ち合った。

 写真が彼である。まあ、名前だけは紹介しても差し支えないだろう。上村大介君(36歳)といい、新橋で飲食店を経営する好青年である。写真のもう一人は?・・ご存知、釣りの大家服部善郎名人である。何故?このようなツーショット?・・・・それは後で云おう。
 
 彼は川崎港の堤防で、五目釣りはやっていたようだ。一応、投げ釣りの道具は持っているが、単に、何であれ、釣れる魚が釣れればそれで良しとしていたようだ。
・・釣りの始めは誰しもこんなものだろう。ただ多くは、もう一歩踏み込もう、ベテラン達に教わろうとする勇気が無いのだ。だが、彼は、やるならキッチリとした趣味、本物の趣味を会得したい・・と、何かの拍子で感じたのだろう。

 小生を「先生!」と呼ぶ。「止めてくれ」と言ったのだが「自分が教わるのだから、先生は先生だ。そう呼ばせてください。」とはっきり云う。・・・譲りそうも無い、芯はしっかりしてる。 まあ、良いか!ということで、今や言われるままに受け応えているが・・。

 未だ、実釣は数回だが、素質はある。第一に、云うことや為すことをしっかり憶えようとする。分からないことは何度でも納得するまで聞いてくる。今では、ハリはしっかりと結べる。ハリス巻きの器械を買いたいと言ってたが、これは諦めてくれた。そして今、エダス付きの仕掛け作りも完璧に近く憶えてくれた。
 また、アイスボックスには、我が工房のオモリュックを付け、竿置きも、エサ箱も定位置に付けるように装備できた。
そんな彼に、鱚介工房のアウトレット商品だが、小生が気に入っているデザインの竿立てをプレゼントした。あとは、連れ回すだけだ・・。

(以後、このカテゴリーで、彼がどのように釣りの道をたどって行くのかを興味を持って書いていきたいと思っている。)

 さて、冒頭の写真だが、昨日、大先輩の服部名人から、スポーツ紙の釣欄でいま釣れている秋ギスを対象に、誰にでも入門し易い“投げ釣り”をとり上げたい。ついては誰か、若い適当な人(モデル)は居ないか?・・と問われたのである。
 正に、ここに一人居る。そんなことで、ビギナーの彼を推薦したのだ。

 実は、昨日の今日、東京に住む彼には有無を言わさずに協力してもらった。低気圧の影響で波の状況は良くは無い。しかし、ビーチセンター下のテトラ前だけは静か・・、先行者も好調に釣れていた。
11時、遅い釣りを開始した。彼に、用意した軟調の竿と軽量なスピニングリールを持たせたところ、以外に手さばきは良い。ピンギス、アゴナシ(ツバメコノシロ)、クサフグと、あ!・・当たった!!・・と、次々に釣り上げる。

 小雨降る中、釣果もあったし取材も順調に進んだのは幸いであった。13時30分終了。釣果は写真の通りである。

 台風の荒れが治まり静けさを取り戻せば、秋ギス(ピンギス)の盛期到来である。そして、海水温が下がっていくのと同時に、待ちわびたヒネがあちこちで釣れ始める。一度経験したら止められなくなるような、そんな大きな強い引きのシロギスを是非、彼に釣らせたいものだ。

画像(180x135)・拡大画像(480x360)

はい、魚はもっと高く!

画像(180x135)・拡大画像(480x360)

君の経験は? ああ、そう?


画像(180x135)・拡大画像(480x360)

これがビギナーの釣果です

画像(180x135)・拡大画像(480x360)

ツバメコノシロとは、これですよ!






-釣友・人物・恩人

執筆者:

関連記事

奄美酒房・水連洞 祝30周年

おめでとう御座います 行きつけの酒場「奄美酒房・水連洞」の、30周年記念祝賀パーティに女房とともに招かれた。招かれたと言うより、裏方として少しお手伝いをさせていただいた。  店主の山田義隆さんは、南国、鹿児島県奄美群島沖永良部島の出身である。学校を卒業後一人平塚に来られ、当時活況であったクラブのバーテンダーとして修行され、後年は市内で一、二を競う手腕を発揮されたそうだ。 その後、男一匹一念発起、紅谷町裏通りに「フレンドリー酒場:水連洞」を開業したのである。“水連洞”とは、沖永良部島にある鍾…

Loading

平塚海岸・・しばし休息中?

流石!の大型2連!! 喰い続いた平塚海岸のシロギスは少し遠のいたようだ。今日で、連続7日の釣行となってしまった。しかし、寂しいことに釣果はたったの2尾のみであった。・・これで今期は終了・・再び秋に・・と言うことに、・・そう成るか否かは断言できないが、まあ、しばし休憩中としておこう。 この日は、家族サービスを兼ねて力石一穂君が久々にここに遊びに来てくれた。力石君のことは投げ釣りをする方なら誰も知っている。彼は、G杯・・“がまかつ”主宰の全国シロギス投げ釣り大会を3回も勝ち取っており、現在、同…

Loading

力石一穂君 G杯優勝!!

これは平塚海岸のです 号外です!! 我等の釣友、力石一穂君が見事4回目の優勝の栄を勝ち取りました。 2位は、静岡の米山秀一さんです。 共に、湘南・鱚酔会の一員です!!!      お二人に対し心よりお祝い申し上げます。           

Loading

岡田憲哉君 快挙!!

 小生の若い愛弟子と言って良いだろう、今年大学生になった岡田憲哉君が駿河湾原海岸で行われた「日本サーフの地区予選大会」で見事優勝した。 彼は中学生のころから釣りを覚え、本命は投げ釣りであったが、大磯高校時代には平塚漁港の庄三郎丸で上乗りのアルバイトをし船釣りの原点も勉強していた。 高校生時代の彼は、大学受験に取り組みながらも投げ釣りに没頭し、小生の目から見ても筋は良く、これからが楽しみな男の一人だった。 今年4月、望んだ通りの日大理工学部航空宇宙工学科に入り、今、先端の学問に取り組み始めて…

Loading

村越正海は開高健を超えたか?

鱚介と今日の話は何時もより長くなる。御用とお急ぎのある方は後段から読んでほしい。では、前段・・行こう。過日、3月末だったと思う。ある夕刻、村越正海氏からの電話。今日あたりどうですか?との誘い。シャワーを浴び1時間後に平塚市内の奄美酒房「水連洞」に行く。そこで紹介されたのが小学館「文芸ポスト」編集長の松本幸則さん。会話から知ったのだが、彼はジャーナリストとして、例えば「ペルー大使公邸人質事件」で現地取材などに活躍した熱血記者であるらしい。当然のこと、会話は釣り談義が中心となるのだが、その日は…

Loading

2024年3月
 123
45678910
11121314151617
18192021222324
25262728293031

アーカイブ