喰い続いた平塚海岸のシロギスは少し遠のいたようだ。今日で、連続7日の釣行となってしまった。しかし、寂しいことに釣果はたったの2尾のみであった。・・これで今期は終了・・再び秋に・・と言うことに、・・そう成るか否かは断言できないが、まあ、しばし休憩中としておこう。
この日は、家族サービスを兼ねて力石一穂君が久々にここに遊びに来てくれた。力石君のことは投げ釣りをする方なら誰も知っている。彼は、G杯・・“がまかつ”主宰の全国シロギス投げ釣り大会を3回も勝ち取っており、現在、同社やサンラインのフィールドテスターとして活躍する他、多くのトーナメントで活躍している人物である。
・・久々にこの平塚海岸に、と言ったのは意味がある。年に何回かは訪れはするが、彼が投げ釣りの世界で活躍する土壌を耕したのが、紛れもなくこの平塚海岸なのだ。
更に云えば、若かれし頃、奥さんになった人とのエピソードを秘めた海岸でもある。・・これ以上は云うまい。とは、云うものの、今日の同行者は二人の間に育った娘さん、実穂さん(小3)である。
その頃から付き合いのある小生にとっては、何ともそれが、久々に・・と感じた次第なのである・・。
今日の海岸は日曜日とあって早朝から賑やか。・・しかし、居ないのである・・シロギスが。
諦めて帰ってしまう釣り人も多かったが、流石、力石君は違う。6色半ですよ!・・居ますね〜と言いながら、実穂ちゃんにも釣らせている。
彼は、居場所さえ察知すれば、トーナメンターとしての普段の鋭い動きに変化する。1尾、2尾と釣果を重ねていく。
遠投用の道具の持ち合わせがない小生は、なすすべも無い。
彼は、住まう群馬県の高崎を出て、今朝4時少し過ぎにはここに来ている。そして、昼には帰路に着くと言う。全国の海岸に遠征する彼としては、ごく普段の生活らしいが、その行動力があってこそ、全国制覇3回の偉業が出来たのかもしれない。秋には報知名人戦の決勝があるという。
まだまだ、彼は活躍するだろう。・・・娘の美穂さんは、優しいお父さんのそんな凄さは知らない。
だから、「もし、オリムピックにシロギスの投げ釣り種目があれば、お父さんは日本の代表選手になる人なんだよ!」っと、そっと教えておいた。
今日は、お父さんに手伝ってもらったシロギスのアタリをどう感じたかは判らない。でも、“今度来るときは自分で投げるんだ!”と、笑顔で張り切っていた。
平塚海岸・・しばし休息中?
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執筆者:高澤鱚介