8月中旬に釣れ出した平塚海岸のピンギスは成長しつつ、今、秋の風物詩として釣り人は佳境にある。また、これに混じってヒネも顔を出し始めた。
今朝も行ってきたが、3時間程度で50数尾と快釣!・・ねばって釣れば、束釣りも簡単に出来るだろう。20センチ級のヒネの混じりは数尾だったが、何時も云うように、ピンが沖に去った後入れ替わりにこのヒネ到来となる。・・と、期待しているのだが・・・。
釣った獲物は、大きめであればテンプラに、小さいものは頭を取って、丸のままゆっくり揚げてフライや唐揚げにする。我が家の贅沢は、タマネギとゆで卵を微塵にし、カラシを加えたマヨネーズでタルタルソースを造る。それで食すフライは絶品!!釣り人の特権、それはそれは美味しいものである。
秋ギスを釣ってみたい!方、どうやって釣るのだろうか?と言った方に少しコーチしておこう。
秋ギスとは、ピンギス・・今年生まれた、言い換えれば当歳魚である。釣れ始めは10センチ前後であるが、夏の暑さを過ぎ、今や、大きなもので15センチにも育っている。その成長振りにはいつも驚きを感じる。成長が早いのは、エサが豊富にあることだが、釣り人の投げたエサにも喰い気が盛んと言うことになる。また、水温が冷え込む冬に備えて、体力を蓄えるといった自然の摂理でもあろう。
釣れる場所は、余り場所を選ばずとも海岸一体で釣れている。就餌距離は日並みや時間帯によって異なるが、遠投したから釣れるといったものではなく、30〜100メートルも投げられれば充分だ。
要は、周りの釣り人のポイントを観察したり、一尾でも釣れた自分のポイントを集中的に釣る事が大事。何故そうするかと云えば、秋ギスは、固体が小さいことから、敵を欺くために集団で活動する。・・だからなのである。
数を沢山釣りたい場合や、ゾロゾロと連で釣りたい時には、ハリ数を増やした仕掛けを使う。ベテランは12〜15本も付けているが、慣れない方は精々3〜5本くらいまでにしたい。
仕掛けは、釣具店で売ってる投げ釣り用のシロギス仕掛けでよいが、ハリは小さ目の5〜6号を選ぶ。ただし、幹が短い仕掛けは喰いが悪いので、幹糸の上にナイロン糸を結び、全体が2メートルくらいにすると良い。
エサはジャリメ。ハリ一杯に付ける。ハリ先が出ていてもかまわない。小さな口が、ハリを咥えた瞬間にハリ掛りさせたいからだ。
投げた後は必ず、ゆっくりと波打ち際までサビく。置いたままでは喰いが悪く、喰っても複数が絡まってしまう。ハリ数が多い時には、常に糸を張った状態でサビき続けることがコツと言える。
平塚海岸、秋ギス盛ん!!
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執筆者:高澤鱚介