今冬で一番寒いといわれた今朝、既に終わってしまったかも知れないビーチセンター下に行ってみた。
道すがら、何が釣れるのですか?と訪ねられ、シロギスですよ!!・・と応えた。・・エッ!!・・こんな時期に釣れるんですか??と、怪訝な顔をされてしまった。
テトラ右200メートル付近には離岸流が発生する箇所があり、知る人ぞのみ知る好ポイントである。先日来、平井さんがかなり釣っていた場所でもある。他に釣り人も無く早速6色に投げてみた。
しかし、ほぼ1時間、遠近投げてみたのだがアタリは全くない。ただ、アタリは無いがハリも無い。・・よほど大きなフグがたむろしているのだろう。
テトラの左側に数人が投げて居り、そこに移動してみた。常連のバケツを覗くと、ヒネを頭に5尾ほどが泳いでいるではないか。・・・少し東側に陣取り、東京アブミの小バリ5号に、岩イソメを小さく切って付け6色に投入する。・・・サビく仕掛けに小さなアタリ。小さいながらも確かなシロギスのアタリであった。
隣に先行していた釣友の山田さんに岩イソメを進呈する。12日に行った「釣道を語る会」新年初釣りの、残りエサを皆から貰っておいたものである。
話は反れるが、沖合いのシロギスは今、50メートルもの深さでなければ釣れない。我々が投げているところは精々10〜20メートルの深さだろう。だからと言って、船は近場や浅場はやらない。釣れないのだと言う。
キスの種類が違うのかと思いたくもなるが、決してそんなことはない。船上で村越正海さんに訊ねてみたが「テトラ周りといった特殊な状況から作り出された環境が、シロギスの棲息場を作っているのだろう。広い範囲には及ばないのではないか。」と言っていた。
岩イソメが好をなしたのだろう、山田さんが23センチのヒネをゲットした。小生には1投目から、投げる度に1尾ずつ小さいヤツだけが付いてくる。・・・嬉しくもあるが寂しくもある・・。だが、今の時期、こんなに釣れることは珍しい。先にも書いたが、この分なら午後にはもっと釣れそうな気もするが・・・。
・・・・集中して釣っていたのだろうか、ふと付近を見渡すともう誰も居ない。時計を見ると正午に近い。腹も減り、止む無く小生もここで終わることにした。
平塚海岸 まだ居ましたョ!!
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執筆者:高澤鱚介