キスのネムリ針を紹介したところ、実にその日のアクセスが1800件にも達した。ブログで取り上げられていることがどのように伝わり、そうなるのかは良く分からないが・・・。しかし、正直言ってネムリ針というものに、これほど迄に関心が寄せられたのには驚いた。一面、研究熱心な投げ釣りマンがこうも多く居たものかと感心もしてしまった。
確かに、海岸で出会う方に現物を見せ話すと殆どの方がかなりの興味を示される。そして何人かの方から、今度注文する時には是非一緒に取り寄せてほしいと頼まれてしまったほどである。
行きつけの小田原酒匂の宮嶋屋釣具店に話したところ、早速手配されたそうだから、近々販売されるだろう。
前置きが長くなってしまった。これまで3回ほど使っての感想であるが、点数を付けるなら、良くもありが4点、悪くもありが1点・・と言った感じである。
ただ、悪しくもありの1点だが、ネムリ針はバレが無いと言われて居るものの、たった1度ではあったが、アタリ外れがあったと云うことだ。1度のバレを欠点だと捉えることは酷かもしれないが、言いたいのは、ネムリ針であってもバレはあるのだという事である。
もしかして、アタリ外れを感じたのは未だ良い方で、針先が内側に向かっていることから咥えた針が掛らずに「滑ってしまった」のではアタリさえ感じないだろう。
1度でも外れを感じてしまった以上、つい、そんな風にも考えてしまうのである。言わば、気持ち上からの欠点という事になるのだろうか・・・。
それと、ネムリ針は口に掛ると言われていたが、それは無い。飲み込まれていることも、口に掛っていることもあった。その優劣や効果などは何の問題にもはならないが・・・・。
では、良いと感じたことを羅列する。
?きっちりしたアタリからのバレは全く無かった。実際に連を期待し追い食いをさせてみたが、2連〜5連と確実にハリ掛りがありバレは無かった。・・・バレ難いと云う事は事実であると感じられた。
?ハリ先がしっかりと喰い込み、暴れてもハリ穴が広がってしまうことは無く、ハリ穴の緩みでハリが抜ける状態は無かった。・・・これもバレ難いことにつながる。
?1日投げても、小石や砂ずれによる針先の痛みが無く、絡んだハリスは捨てずに持ち帰り、ハリは再び使用が可能であった。
こんな状況であったが、加えると「バレにくさ」がこれほどまで安心につながること、「ハリ先がいつまでも鋭く保たれる」ことへの安心が得られたこと、また、これまで使い終わったときや絡んだときは廃棄していたハリだが、それを持ち帰り「再び使える」ということは、何か新しい価値観さえ感じさせてくれたのである。
これで結論などとは言えない。しばらくの間、ネムリ針にこだわってみたいと思っている。
[なお、キス用に使えるネムリ針として、ササメ針から「ネムリ流線」というものが販売されているとのコメント頂いた。少し大きめだから、大ギス狙いに良いのではとの感じを受けている。]
ネムリ針の効果
投稿日:
執筆者:高澤鱚介