三浦海岸で行われた、一泊二日の合宿投げ釣り大会に行ってきた。今回で10回目の大会である。年月が過ぎる余りの速さを思い知らさせる大会でもあった・・。
十数年前、ジャンボ二宮さん(二宮秋雄)の遠投力に魅せられた仲間たちが集まって、遠投の講習会を持ったのが軍団の始まりである。
そして、その成果を試そうと一泊二日の三浦海岸での実釣講習がこの釣り大会に繋がっている・・。
大会の参加費は高いが、賞品の目玉はシマノの「キススペ」である。・・ただし、一度取った者は次回以降優勝しても、それを手にすることはできない。そんなルールがある。
言うなれば、一度取った者は、新しい者の優勝を阻止する側に立つ。従って、優勝出来ない者は年々遠のいて行く。ただし、その分ガッツな気持ちを奮い立たせ、上達する事になる。
小生は、毎回参加してはいるが、未だに優勝したことは無い。出来ないことを威張るわけではないが、顧問としての立場から、大らかな気持ちで全員が手にしてからでよいと考える。・・・でも、それは嘘!! 歳と戦い、チャンスを虎視眈眈と狙い何時も勝負に挑んでいる。・・のだが、現実が伴なって来ないのだ。
そして今日、午前5時から8時までの3時間勝負が行われた。前夜祭でのアルコールが残っている者もあったようだが、当日参加2名を加えて参加者は17名、皆、やる気満々である。
開始にあたって、仙台から駆けつけた宮本競技委員長の口から、勝負は「2尾の寸長」であると発表された。
早朝から相変わらずの猛暑は続いているが、前夜来の海荒れは治まりつつあり、少し荒れが残っている方が大物の気配を感じるのだが・・。そんな中、行動は開始された。
小生は、今回も大物勝負になるに違いないと先を読んでいた安部さんは場所を決めていた。同乗させてもらった車の中で聞いていたのである。・・・彼の後を追って、・・・海岸東の漁港堤防近くまで20分近くも歩いたのである。
沖には、無人の船が2艘とブイが数個浮かんでいる。まさに大物が居そうな場所だ。船の影、ブイをつなぐロープの根本が狙いだろう・・。
・・・そして、確かに居た・・。その場に入った小生、安部、根岸の3人が、正にその場所でそれぞれに大物を得たのである。
釣った時間は正味2時間とちょっと、午前7時半に終了し8時からの検量に間に合うよう急ぎ集合場所へ戻る。
そして検量が始まった・・・。どうやら、我々以外の場所は大物に恵まれなかったようである。
結果、2尾の寸長は、トップ根岸さんが46.8センチ、2位は阿部さんの46.4センチ、3位は小生の44.2センチだった。・・・同じ場所で釣った3人が上位を占めたのである。
朝食後、賞品授与が行われ、キススペは当然、根岸さんへ。・・初のキススペ受賞である。阿部さんは4ミリ差で逃したのだ。
・・小生も高額な商品券を頂いた。・・・さて、これで何を買おうかな??
今、未揃いのキャスティズム25号の振出しサオでも買おうかな!と考えている・・。
・
・・・熱くも楽しいひと時であった。皆さんお疲れ様でした。
ジャンボ杯 合宿・釣り大会
投稿日:
執筆者:高澤鱚介