2日の晩に出て、3日、4日と徳島県鳴門市に行ってきた。目的は鱗友サーフ45周年記念として行われた「鱗友杯」への参加であった。
数年前、鱗友の仲間から誘いを受けて以来、数人の仲間と毎年参加させていただいている。今回は、安部彰二さん、伊藤幸一さん、それに、新進気鋭の岡田憲哉君の4人。
徳島鱗友サーフは、故人となってしまった寺沢守さん、前会長でG杯4回優勝の瀬尾捷征さん、現会長の矢野勝彦さんらに統一されてきた投げ釣りクラブで、山村満也さん、田中聡さん等、現役で活躍する著名な方達を多く輩出している名門クラブである。
大会会場は、鳴門市の旧吉野川左岸の里浦海岸。ここは延長3キロくらい続く高い堤防を背後に背負った砂浜で、沖合には、渚に並行して12群の波消ブロックが並ぶ静かな遠浅海岸である。
3日は、山村さんが音頭を取り、10数人でミニ釣り大会を行った。この仲間にはシマノの日置さん、高知の堀川さん、石川の宮本さん、福井の西向きさんや、田中利之さん、島野忠寛さん等も参加した。場所は、大会に影響しない12番ブロック付近。3時間の釣りで、優勝はやはり主宰の山村さん、小生はブービー賞だった。
そして晩には、徳島駅近くの焼肉屋で、有志30数名が集まった前夜祭を開いてくれた。最年長である小生に乾杯をせよ!とのこと、主催者へ感謝と明日の大会の成功を祈って乾杯!! 脂のジユウジユウと焼ける匂いの中、YYガヤガヤ賑やかにひと時を楽しんだ。
実は、そこで小生は、今評判のテンビン「真打ち−黒」の特別仕上げを持参し、皆さん全員にお配りしたのだが、多くの方がこの「真打ち」の存在を知っていたことに驚いた。
4日、大会は未だ暗い5時から海岸で受け付けが始まった。勝敗は、抽選で組まれた3人が釣った総重量制、その他、重量、数の個人戦もあった。
小生は海岸を西に歩き、一番外れの欠けたテトラが沈む根回りを集中的に攻めてみた。1投目を終わった頃、すぐ左側に瀬尾さんが来られた。
・・ともかく、瀬尾さんの釣りは凄い!!の一言だ。投げたら直ぐにリーリングが始まり、1秒にハンドル1回転の速さでラインを巻き取りながら、付けたハリに7連8連と掛けてくるのである。
たまに4連5連が来る小生では勝負にはならない。ただただ、その釣り技にあっけを取られてしまった。・・でも、見方を変えれば、日本一芸術的なその釣り技を「かぶり付き」で観せてもらったのである。
結果は、トリオ戦総重量では、
トップ 3010g 木谷真一、田中 聡、柏木一夫
2位 2770g 水野康治、横山 武、山村満也
3位 2515g 宮本寛治、中橋定吉、田中利之
4位 2345g 吉野 、吉田忠弘、山中幸一
5位 2210g 高見澤 、矢野真人、杉山澄雄
個人重量では、
トップ 1435g 木谷真一
2位 1400g 山村満也
3位 1125g 瀬尾捷征
個人尾数では、
トップ 107尾 瀬尾捷征
2位 104尾 木谷真一 だった。
素晴らしいチームワークで運営するこの鱗友杯、これからも長く続けてほしい。この大会に参加できる喜びは、同時に自分が歳を取っていく1年ごとのバロメーターになるに違いない。
皆さん、有難うございました。
徳島 鱗友杯に参加
投稿日:
執筆者:高澤鱚介