お盆の頃、怒熱い太陽の照りが始まると、東伊豆熱川海岸のシロギスは目覚める。
過日、「未だ10日ほど早かった」とダメを書いた後に何人かの釣り人が行ったようだが、あまり良い釣果は無かったと聞く。
しかし、このことを覚えていた沢辺夫婦から、陽が射すようになり、もう良いのではないか!どうですか?・・・と、昨晩、誘いがかかったのである。
勿論、二つ返事で釣行決定。エサの用意が無かったので、沢辺さんにお願いし、今朝、午前2時半頃から出かけてきた。
居ました!!!・・・例年と比べ型は少し小さいのが気に入らないが、3色以内に沢山・・居ました!
エサは東京スナメ、ジャリメ、どちらも遜色なく良く食った。今日も、新しい「鱚介アブミ」の6号・黒を用意したが、エサ付け、ハリ外しなど、手返しの良さを改めて感じるハリだった。・・・難点は、外道が喰ったり、根掛するとハリが伸びてしまう。でも、キス専用と考えるなら、細地でもあり止む得ない。
釣った場所は、小生は前半、濁川から左手の小堤防までを狙ったがキスの影はまばらで、かれこれ30尾程度だったろうか、川の影響を受けてフグが圧倒的に多かった。
沢辺夫婦は最初から海水浴場中央より左側を攻めたが、一投目から連で喰い始め、夫婦で数釣りを競ったようだ!…最後の1時間、小生もここに合流し20数尾をモノにした。
熱川海岸のキスは引きが強い。先週、日本海で釣ったキスと比べ、身が硬く、白と云うより銀色掛った体色である。ここのキスは、外海に面した太平洋の荒波に育ったから、元気も良く筋肉質なのだ。
3色から2色、2色から1っ色、最後は波の中で、ガクガクとアタリが止まらない。
しかし、ここは海水浴場。午前8時には子供たちもやってくる。暑さも盛りを迎え、釣りの方も終了となる。・・早起きし、さっと来て、ドカッ!と釣り、さっさと帰る。・・・これが投げ釣りマンの真夏の釣りスタイルである。
熱川海岸、やはり居ました!!
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執筆者:高澤鱚介