久しく書いて無かった。気が乗らないと云うのが本音だが、一方では、何やかやと兎も角忙しく書く間が無いのである。
とは言っても、この間3回ほど投げを離れ、船でのカワハギ釣りを楽しんでいた。
三浦の船宿「丸十丸」主催で9月23日に開かれた「和竿で釣るカワハギの会」、それに先駆けた試し釣り、茅ヶ崎からダイワのカワハギ竿「極鋭AGS]での試し釣りである。 3回共に、自分ではマアマアの釣り味を味わったし、釣果の方も満足をした。釣ったカワハギは既に肝がパンパンで、食味の方も大満足だった。
この釣行でカワハギから教わったのは、和竿の素晴らしさであった。カーボンから伝わる金属製の魚信と違った「ドン!グングン!」とした重厚なアタリと、安心感を持って安定して取り込める和竿の良さを改めて感じたのである。
村越正海さんは、和竿でスピニングリールを使って「点」の釣りから、投げてサビく「線」の釣りに挑んでいる。根掛りを心配するが、そこは卓越した釣技で無難に釣果を上げている。
本来なら、小生も両軸リールよりスピニングリールを使いたい。でも、和竿でのスピニング仕様は無いのである。ならば、造ってもらうしかない・・。
・・という事で、早速、横浜竿「汐よし」の初代竿師:早坂良行師に造ってもらうことにした。
12月末には完成するので「サビく、根掛りを防ぐ??」・・今、このイメージトレーニングをし始めたところである。
さて、本題から離れてしまったが、半年前に原稿を送った釣り誌「投げ釣りJapan制作委員会」から、新刊の「投げ釣り・列島縦断」が届いた。
小生が担当したのは、最南の沖縄のウジュル釣りである。沖縄のキス(ウジュル)に挑戦してほぼ10年、主にホシギスだが、そこから得たその釣りを感じたままにまとめてみたのである。お読みいただきご批判ご叱責があるかもしれないが、一度沖縄のホシギスに挑んでみてほしい。参考になれば幸いである。
中には、横山武さんや高橋明彦さんの釣りに挑む普段の姿なども取り上げられている。
本は、これまでの釣り誌とは少し違った角度からの編集なのかもしれない・・・。
発売元:(株)メディアボーイ 編集者 阿部正人
価 格:1574円(+税)
釣り誌 「投げ釣り・列島縦断」
投稿日:
執筆者:高澤鱚介