4日の朝6時頃和田満雄さんの車で平塚を出発した。目的は、5日に行われるG杯決勝に出場する釣友の和田さんの応援を兼ねて同行し、終わってから高知を探訪することであった。
車は快調に進み13時には徳島入った。先ずは名物の徳島ラーメン「いのたに」で腹を満たし、「いはら釣具店」に行く。・・・何時も客が満杯の賑やかな店だ。
そこから大会会場となる小松海岸に行き、数人の試し釣りを見学した。シードで参加する神奈川の猪熊君、北陸の吉野海洋君らに会う。・・・ともにやる気満々と云ったところか!!
小生の宿泊は、G杯の選手たちが泊まるホテルを単独で予約しておいた。しかし、前夜祭に参加できる訳はない。
夕刻そっと一人旅を楽しもうと、徳島市内の繁華街秋田町に出かけてみた。日曜日ではあったが多くの飲み屋が営業しており、先ずは地元の声が聞けそうな大衆酒場を探した。
入ったのは「MOMO遊膳」という割合大きな店。早速、地元酒の熱燗と焼き魚、阿波牛のたき、トマトサラダなどなどをゆっくり味わった。
旨いし安い。帰りがけに当日のメニューを頂いてきた。キャプションの写真で見てほしい。皆さんが行きつけの店と比較してほしい。
そしてもう一軒、こじんまりとした女将一人に板前一人の「和処・さのさ」という店に入ってみた。
勧められたタコ刺しと熱燗の日本酒のバランスが良く、ついつい飲み過ぎてしまった。
それはそう、明日は大会は関係なく見学させてもらえば良いのだから・・・。
大会は進行し名だたる方が敗退・・。しかし、強いものは強い、釣れなくもキスを引きづりだし成績を残すものだ。
和田さんは参加者の最長老で頑張って15尾釣ったが、残念ながら決勝には進めなかった。
また、最年少の吉野海洋君もなぜか元気が無く、決勝には残れなかった。
まあ、そんなことで、決勝戦は見学もせずのんびりと高知に向かうことにした。高速道路をたどって、15時頃高知の堀川宗雄さん宅に・・。
彼とは30年来の友で、何時も自宅を宿にさせてもらっている仲である。引っ越しを準備中であったが、一時休憩という事ですっかり世話になってしまった。
夕刻、高知の釣友たちが歓迎会を開いてくれた。伊野町の「あゆ」と云う土佐料理の旨い店。
集まってくれたのは堀川宗雄さん、中橋定吉さん、吉永武司さん、山中幸一さん、八木耕治さん、中島淳さん・・1年ぶりの歓談をしてきた。皆、お爺いになったのか、話はついつい病気や健康のことばかりである。でも、釣りのこととなると、目が輝いて若返っていたから不思議なモノ・・。
明くる6日は、高知から西、四万十川河口の下田堤防、宿毛市の大島、愛媛県境の脇本海岸に行って見た。脇本は前回の釣行で大釣りした所、今日はその時一緒だった田村幸男さんと尾崎さんが参加してくれた。
そして今回も、県境を愛媛に渡った岩場の右一色で、4連、5連と大きいのが来てくれた。
中村の宿は「中村旅館」。素泊まり3000円で朝にはおにぎりを作ってくれる。・・すっかり馴染みとなってしまったが、ここで一泊お世話になる。
夕飯は、宿の紹介で行った宿毛市役所近くの店「??」だったが、ここも人気があるのか、賑やかで、出てくる料理は皆旨い。親父が楽しい人で人気者なのだそう。特にニンニク添えの[土佐巻き」が最高に旨かった。
翌日は、再び脇本海岸に行って見た。・・が、数はぐっと減り、座を換え期待して廻ったがダメ!!
ならばと、かなり前に大型が釣れた竜串、土佐清水港、四万十川向岸の初崎、田野浦漁港などにも行って見た。
しかし、台風の影響が四国まで及ぶのか、太平洋側の何処の海岸もダメだった。そんなことでこの日を終わる。
そして、その晩、高知市内の鏡川沿いの和食店「月」に行って見た。高級食材を使い、高知一番の店とも聞いているが、この店には看板が無い。入り口も良く分からない隠れ店である。
最後の晩になるかもしないので、少し奢って四万十川のうなぎの白焼き、土佐牛のステーキ、鮎の塩焼き、仁淀川の川エビの姿揚げ等々、普段口にできない郷土料理を美味しく頂いてきた。
実は、もう1日高知市に近い釣り場をやりたかったが、台風の影響で釣りにはならない。そんなことで、1日早く、今回の徳島〜高地遠征釣行は終了することとし、8日午前7時に堀川邸を後に帰路に着いた。
今回の釣行は、まあ、釣りは楽しめたが、何故か食道楽を重ねるような旅になってしまった。でも、偶にはこんなノンビリした釣行も良いものだ!!
徳島〜高知へ
投稿日:
執筆者:高澤鱚介