2週続けてカワハギ釣りのチャンスに恵まれた。昨日の今日、師匠の久保さんから小網代のカワハギに行くがどうか?との誘い、・・・この日も、二つ返事で決めてしまった。
実は、先の烏帽子岩周辺のカワハギ釣りで反省したこと、学んだことを実戦で試したかったのだ。
小生、以前はカワハギ釣りでは一般的なベイトリールを使っていたが、どうも馴染めないでいた。・・3年ほど前、村越正海さんのスピニング・カワハギに魅せられ、今はこれが自分流の道具となり、釣りとなっている。
竿は、横浜竿の汐よしさんに特注で造ってもらったスピニング用の和竿・・。それにスピニングリールは、ルアーなどに使われるモノと違う「磯」で使われるレバー付きタイプである。
ただし、そのものはレバー部分が長すぎ使いづらいので短く切ってしまった。これにより、自分なりの中オモリの上げ下げ、誘いなどがスムーズにできるようになった。
さらに、ライン(道糸)はPE1号を使っていたが、今日から8本撚の2号と太くし、リーダーは無くした。また、オモリは木綿糸で結び、根掛った時に少し力を加えれば切れるように、いわゆる捨てオモリを覚悟したのだ。
言うなれば、カワハギ釣りは根掛りとの戦いでもある。・・・小生はどうも人と比べてトロイのか、良く根掛りしリーダから切れてしまったり、仕掛けやオモリが根に取られる確率が高い。・・・まあ、そんなことで根掛り対策を万全に考えた装置で固め、愁いを無くした釣りをしたかったのである。
小菅裕二船長が言うには、今日は昨日までと違って急に水温が下がり15℃台。だから、食いも極端に悪くなった。・・・確かに食いは良くない。でも、そうは言いつつも、どうしたものか小生は順調??に滑り出すことが出来た。
新米が何をか言わんや!・・であろうが、そろそろ自分なりに納得できる釣りがしたい。・・・実はもう一つ、烏帽子岩周辺の釣りで学んだと言うか、確認した釣りに専念してみたのである。
一言で云うと、底にエサを這わせ、そのまま暫しほって置き、ゆっくりと優しく中オモリを上げ、そっとアタリを聞くように誘ってみるのである。
どうやら、これが自分の性にあったのだろう。竿頭の久保秀一師匠の19尾(今季の最低記録だそうな)に次ぐ、15尾は大出来だ。・・この日は、最後まで自分なりの釣りを通すことが出来た。・・敢えて言わせて頂くのなら「敢闘賞」だと思う・・。
以前から、カワハギ釣りには一つ自信が持てなかったが、この連荘の釣りで、どうやら面白さが分かってきたような気がする。
・・それは甘い、マダマダ波があるはずだ! 浮き沈みしながら少しだけ上手になってゆく!! 生涯答えが出せないのがカワハギ釣りの奥義だ!!!
などと、何処からかそんな声が聞こえもするが・・・。
三浦半島・小網代のカワハギ
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執筆者:高澤鱚介