起きるのが少し遅かった。西湘バイパスから眺めた大磯海岸はかなり混雑している。何時もなら、大磯西のインターを下りて国道1号線を戻るようにし、何処かの駐車場所に行くのだが・・。
・・・即、大磯海岸は止め、昨日と同じ小田原、酒匂海岸を目指すことにした。国府津インターを下り国道1号線を小田原方面に・・・。途中、行きつけの宮嶋屋釣具店に寄って東京スナメを購入。
・・多分、用をなさないとは思ったが、条件は何時変わるか分からない。安心材料の積りでもあった。
何と、ここ酒匂海岸に、何時も一緒する釣友の和田兄弟が先行していた。昨日の情報を知って、二人して軽トラで来たそうだ。
昨日釣れた東側の通称「落書き下」は空いていた。そこから少し手前に居た地元釣り師の話では、6色で、数尾釣ったと言う。
やはり今日も釣れているのだ!! 支度を整え釣りを開始する・・。
一投目から来た。・・・だが、しかし、後が来ない・・。テトラ近くの釣り人の様子を見て居て気が付いた。チョイ投げでやっているのだ! そんな時、隣の和田さん、丁度2色で来たよ!っと言う。
既に投げていた仕掛けをゆっくり巻き取り2色に・・・。こっちも2色に入ったよ!!・・そう口にした瞬間だった。・・・グイーンとするアタリが入ったのである。
以降、間を置いてだが3尾釣った。・・・今日はチョイ投げで釣れるのか?だが、再びアタリが無くなってしまったのである。
・・・そう言えば、東京スナメを使っていない・・。5本バリの2本に東京スナメを付け5色に・・・。
そしたら、来たのである・・。20センチの良型が!! ・・東京スナメの開花であった。それから数投、連続して釣れたのである。交互に付けたジャリメを避けるかのように・・・。
やはり、エサは大事だ! 残念ながら東京スナメを持たなかった和田兄弟はあまり釣れなかった。・・小生は「細地ミキイト・長仕掛け」の効果もあったのか、10時頃までに8尾をゲット出来たのである。
ここ酒匂海岸は、川寄りはゴロタ石や砂利が多く、キスの居る砂場を見つけないと釣りにならない。ただ、河口近くで釣れるキスの型は良い。余りサビかず、待ちによる大型も期待大である。
川から遠ざかるほど海底は砂であるが、遠近投げて底を探るしかない。特に波口は、砂利がアゴを造っているから注意が必要だ。オモリが根掛かったり、ハリが喰われることが有るので、注意する必要がある。
更に、東側はテトラポットが砂浜を被っているが、潮が引いた時には、テトラ前の渚に砂浜が露出する。そんな時、潮の見計らいに慣れた地元の投げマンは、そっとその間に座を取って投げている。
場荒れしてない為、時には大釣りすることもあるが、そこに大波が来たら逃げ場はない。十分熟知した方との同行が絶対条件となろう。
明日の大磯海岸は、ある釣針メーカーのキス釣り大会が行われる。小生は、土、日は混雑を避けたいがためそうした所には行かず、早朝の平塚海岸でひっそりと竿を出したいと思って居る。・・・今日使い残した数尾の東京スナメを持って!!
再び酒匂海岸へ!
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執筆者:高澤鱚介