盆の入り、殺生してはならぬ! ・・・承知してはいるものの、ここ2週間近くサオを握れなかった我慢が、それを許してくれたのだ・・。
ここ数日、迷走台風の余波で荒れていた海も静かになり、川から放出された濁りもゴミも、やっと無くなった。
体力の衰えを鍛えるため日々夕刻、海岸を渚伝いに歩いているのだが、型の良いキスを1、2尾だが持っている釣り人を目にしていた。
今朝、行こうと早朝に起きたのだが、あいにくの雨が降っていた。・・・これでは行く気がしない。
テレビを点けると、全米プロのゴルフ放映がなされており、松山英樹プロが、トップを4打差の4位で追っている。 彼は先週の全米選手権シリーズで優勝しており、今回、初めてのメジャー大会にも手が届き掛っている。
・・自ら、シングルプレーヤーを諦めた頃の昔を思い出しながら、暫し観戦・・。手に汗が出るほど興奮しながら楽しんで居たのだが、残念ながら雷雨のため中断されてしまった。事故防止の措置がいち早く取られ、これは釣りの世界でも同じだろう!!
午前7時、既に外の雨は止んでいる。・・・番組は再開されたが放映時間切れでアウト・・。その時はトップ8アンダー、松山は2打差の6アンダー、単独2位だった・・・。明日から決勝ラウンドだが、このまま進むのならば、釣りの方は暫し休憩し、時間をずらしての出勤となろう・・。
朝飯を済ませ、8時半ごろ平塚海岸の「扇の松」下に行って見た。釣り人の姿はちらほら・・。釣友の宇佐美さんの傍で竿を出す・・。彼は既に20センチオーバーを2尾持っていた。・・・期待通り、釣れて居ることを確認・・。
しかし、小生にはアタリすらない。少し場所を戻り、6色に遠投してみた。エサはジャリメ、鱚介アブミのケイムラフッ素コート6号5本バリ。チモトに金ビーズを付けた仕掛けであった。
5色に掛った時、グィーンと重たいアタリが入った。・・・オモリは富士タングステンのウッド改良27号、テンビンは形状記憶合金(SMABS)であった。・・・だから、形状記憶合金特有のグィーンとしたアタリなのである。掛ったら外れることは滅多にない。
・・・上げてみると20?級であった。・・それから、少し時間は掛るのだが、投げる度に1尾づつ掛ってきた。
離れていた宇佐美さんを呼んだところ、何と、彼は3投連続で20?級をモノにしたのである。
居る!!ところを見つければ、釣れるのだ!!・・時計が11時を廻ったところで、サーファーの数も増してきたため、明日に魚を残しこの日を終わることにした。
時間的に3時間弱だったが、小生、宇佐美さん共に5尾をゲット!! 今日は、何とはなしにほっとした満足感を覚える釣りだった。
居た!! 平塚海岸
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執筆者:高澤鱚介