先にシーズン終了か?と報じた相模川河口のシロギスだが、まだまだ終ってはいないようである。
昨日は、大小10尾、今日も大小12尾と、この期にしては釣れ過ぎである。
最近、プロ的釣り人の多くが言うように、今期に至っては益々先が読めない状態にあるのだ。・・でも、このリバウンドは何時かあろう・・が、釣れることは結構なことで大いに歓迎である。
実は今日の釣りには、久し振りに「ダイワのモアザン・カムイツクシィ」を投げ用に改造したサオを使ってみた。
4色以内の釣りはこれに勝るモノは無い。硬いが軟らかく、振りやすくサビキ易い、アタリが明確に取れ、バレもさせない。今や自分にとって最良のサオ!!・・改めてそう感じながらの釣りだった。
もう一つは、新潟のキャスター関根太一さんが製作し送ってくれたテンビンの試釣であった。
新しいテンビンは暇な冬に造るのだが、この季節にはキスは居らず試せない。だからと言って、釣れてる「湘南」で試して欲しい!・・という訳でもなさそう。だが、今だに釣れている湘南でこそ試さざるを得ないだろう!! 2本頂いたので、神奈川サーフの和田さんにも使ってもらった・・。
形状等を文字で説明するのは難しいが、写真のように、いわゆる「湘南テンビン」と同じ部類の「直線系」のテンビンである。これに鱚介オリジナル工房の「W・スライドテンビン」のようなU字型の遊動部分を付け、シンカーを下げている。一言で云うなら、先バリからリールの手元までが一直線で繋がっているのである。
さて肝心な使っての感想だが、明らかに完成されたテンビンと言って良い。
飛行中も海底でも、ライントラブルは全くなかった。アタリは、エサを引っ張っただけでも感じ取れるし、前アタリが明確であり、掛かった時の引き込みはダイレクトで、大物とのやり取りには気持ちがしびれるほどであった。
テンビンは、少し形を変えたり、針金の太さや長さを変えただけで、全く異質なテンビンとなってしまう。
従って、自分にとって一番、最良のテンビンを求めるのであれば、今使っているテンビンの中で一番良いと思われるものをベースに、その原型を崩さないように、少し違った異形のものを作り、必ず実釣で試す。これを繰り返すことによって、さらに自分にとって使いやすく完成されたものになっていくのである。
恐らく関根兄もこういった経緯をたどりながらこれを完成させたのだと思う。出来合いを見れば良く分かる。・・相当苦心しながら、これを仕上げたに違いない。
小生もいろいろなテンビンを造ってきた経験から言えるのだが、ここまで手の込んだ加工、正確な仕上げは中途半派では出来ない。
関根さんありがとうございました。これからも、テンビン造り楽しんでください。
MOREATHAN カムイ & SEKINE テンビン
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執筆者:高澤鱚介