11日から13日まで、伊豆七島の新島で行われた釣り合宿に参加した。合宿と言うのは10人の釣り仲間が、自分の好きな釣りにじっくりと挑もうと計画されたもので村越正海氏も同行された。多くの方は船からの大物狙いだったが、当然、私は投げのシロギス釣り一本である。これまで、新島には3回ほど来ているが、何れも季節外れで釣果も無く良い印象は残っていない。しかし、今回は違う。季節的にも良く、天候にも恵まれそうな中だったから大いに期待を抱いて来たのである。そして・・釣れた。大いに釣れた。釣れた場所は、黒根港、若郷漁港の堤防が良かった。それも、型に恵まれ数にも満足できた。使用した道具は、投げ釣りマンには無縁に近いかも知れない。サオは何時ものカムイツクシイでは硬過ぎた。だから、エギング用のソルティスト8.3フィートに、セルテート3000番を使用してみた。これが当たったようである。オモリは鱚介テンビン「究」に、ジェットテンビンの改良型10号を付け、ハリは東京アブミ8号の2本バリとした。ただ、仕掛けの長さは2メートルと長くしてみた。そうしたのは警戒心の強い大ギスに、自然の漂いを思わせたかったからである。そしてエサだが、昼間はジャリメの一匹掛け、夜は東京スナメが良かった。軟らかいサオに軽いオモリは、ハリの掛かりが甘くなる。そのため、モゾモゾッと、アタリを感じた瞬間には空かさず、思い切りアワセをくれるのである。ともかく、釣れる距離は2色からサオ下までと超近い。そんな中での釣りであるから、横走りしてサオをひったくるアタリ、・・そして、揚げる瞬間まで底に向けて突っ込む大ギスの引きは鋭い。・・・正に、凄かったの一言・・、今もその瞬間が残った指先でこのキーボードを叩いている。釣果の方は、最大が28センチ。26〜23クラスが10数尾、20クラスが50尾くらい、他に18センチクラスが20尾くらいだった。数は数えなかったが、多分全部で1束位は釣ったと思う。